IIJmioの次に話題にするのはDMM mobileです。
なぜIIJmioの次にこのMVNOを選んだのかというと、大元の回線がIIJmioと共通なのがDMM mobileだからです。
多くの機能やその回線品質の面で、IIJmioとほぼ同じように使うことが出来る格安SIMです。
IIJmioとサービスや機能が同じな回線がDMM mobileなわけですが、プランはIIJmioよりも選べるものが多くて、IIJmioにはない特別な特典などもあるため、そういうところへ目を向けるとIIJmioと同じ回線品質のこのDMM mobileは、IIJmio契約を考えている人に別の視点から勧められるMVNOの格安SIMです。
DMMモバイル、プランの特徴
回線はIJJmioと共通なものを使っていますが、プランはIIJmioとは違うものを用意しています。
DMMモバイル | 1GBコース | 3GBコース | 5GBコース | 7GBコース | 8GBコース | 10GBコース |
データプラン | 660円 | 1280円 | 1780円 | 2280円 | 2780円 | 3680円 |
音声オプション+データ | 1460円 | 1980円 | 2380円 | 2880円 | 3580円 | 4480円 |
新規契約事務手数料 | 3000円 | SMSオプション | 150円 |
契約解除料金 | 9000円(音声のみ12ヶ月以内) | 追加チャージ | 100MB/200円(ただしキャンペーン価格あり) |
SIMカード追加(8GB,10GBのみ) | 無料 | セキュリティオプション | 250円 |
IIJmioに足らなかった1GBや5GB,10GBのプランを契約できるようにしています。しかも1GBのプランは業界でも最安値です。IIJmioの高品質な回線を使っているのに、料金は最安というのがDMM mobile最大の特徴です。
8GB,10GBもあるため、IIJmioのデータプランでは少なかったという人にも嬉しい内容です。どちらも最大で3枚までSIMカードを追加発行できるため、家族向けの2台持ち用プランに一番いいプランかもしれません。しかも全部を通話SIMにすることも可能ですので、3人家族全員のスマホ料金を安くすることも出来てしまいます。
デメリットは今のところプランの変更が受け付けられていないということです。契約途中のプラン変更ができる環境が整えられていません。後日その機能は備えるとされていますが、今のところは契約したプランの変更ができません。
DMM mobileの注目独自機能
バースト転送
IIJmioと同じ回線ということになるため、機能もほぼ同じです。
200kbpsの速度でも最初の数秒だけ速くなるバースト転送機能が使えます。この機能のお陰で速度規制が起きても他のMVNOの規制回線よりも速くなるかと思います。
この機能と最安1GB料金があるため、DMM mobileはヨドバシカメラの販売する250kbps回線のワイヤレスゲート+Wi-Fi SIMよりも使いやすい回線だと思います。
データ量繰り越し機能
これもIIJmioと同じです。余ったパケットデータを翌月の利用分へと繰り越すことが出来ます。
特に8GB,10GBと大量に使う予定のプランを契約する人には嬉しいと思います。毎月正確に使い切ることは難しい量かと思いますので。
DMMサービスが安くなるギフト券が毎月貰える
DMMは今回のMVNO格安SIM以外にも多様なサービスを展開していることで有名です。FXやレンタル事業、英会話などネットのインフラをうまく活用して様々な有料サービスを行っています。その各種サービスで使えるDMMギフト券が、このDMM mobileを契約しているだけで毎月貰えます。
ギフト券の額面は毎月の利用金額の10%分です。最安の1GBプランだと60円分ほどにしかなりませんが、シェア用の大容量パケットデータプランや音声オプション加入の場合には300円分ぐらいのギフト券が還元されます。このぐらいの金額があれば動画の一時視聴が可能であったり、電子書籍の雑誌を購読することが出来るでしょう。
DMMモバイルの速度計測
DMM mobileでもIIJmioと同じように混雑する時間帯のお昼と夜、そして15時頃の平時で計測してみました。
12時のDMMモバイル速度
お昼時はこの計測だとIIJmioよりも若干速度は出にくくなっています。1Mbpsを超えることは出来ていませんでした。やはりお昼時というのは格安SIMやMVNOにとっては鬼門のようです。体感としては動画は無理目ですが普通のスマホで見るようなサイトは一呼吸置いてしっかり見れるようになるという感じです。
15時のDMMモバイル速度
平時ではIIJmioよりも速度は出ています。とても安定しているのが感じられる速度結果です。体感も速いので、混雑のピーク時を過ぎればMVNOでも快適に使える回線の一つであると自信を持って勧められます。
21時のDMMモバイル速度
21時では4回の計測中10Mbpsに近いのが3回結果として現れており、混雑するといっても速度自体はしっかり出ています。
12時 | 15時 | 21時 | |
ダウンロード速度 | 0.70Mbps | 9.2Mbps | 8.35Mbps |
アップロード速度 | 1.21Mbps | 3.61Mbps | 2.48Mbps |
Ping値 | 131 | 277 | 68 |
機能が豊富で、速度も出るIIJmio品質の格安SIMがこのDMM mobileということになりそうです。
しかもDMM mobileの場合1GBからの最安料金を出しており、料金面でも素晴らしいプラン内容を提供できているMVNOです。
今回個人的に使ってみて感じるのは、かなり速度も出て比較的安定しているため、MVNOを始めようとしている人やもっといいMVNOに変えたいという人におススメ出来る高品質な格安SIMだということです。
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