docomoで今安く購入できる契約としてお馴染みの『端末購入サポート契約』があります。
こちらは最近では非常に高性能なスマホが安くなっているので、「性能の高い格安スマホ」なんていう捉えられ方がされており、docomoのスマホ契約において非常に人気が高くなっています。
ただこの契約はその安さで高性能なスマホを契約出来てしまう代償として、若干のデメリットが発生してしまうため、それらに対する注意点と対抗策といったものを詳しく説明していきましょう。
端末購入サポートの代表的な機種:2017年度版
まずは『端末購入サポート』の対象とされている機種にどういうものがあって、どれだけ安く契約できるのということを確認してみましょう。
iPhone 7(FOMAからのみ) | 一括15552円~ |
Xperia X compact SO-02J | 一括15552円 |
LG V20 Pro L-01J | 一括15552円 |
Galaxy S7 edge SC-02H | 一括15552円 |
iPhone SE 16GB/64GBのみ | 一括15552円 |
その他端末購入サポート機種はこちら↓
こちらのように条件を満たせばiPhone 7すらもが端末購入サポート機種になり、しかも一括15,552円という安さで契約することが出来てしまいます。
またもっと軽い条件になればXperia X compactやV20 Pro、Galaxy S7 edgeなど非常に評価の高いAndroidスマホも一括で契約できるようになっています。
これは機種変更の価格としては本当に破格のレベルですし、対象のスマホも発売から期間が経ったとは言え性能自体はかなりしっかりとした機種ばかりになっています。
一括でこの安さ、この性能のスマホが手に入るということで、「性能の高いdocomoの格安スマホ」というものを生み出している割引となっています。
『端末購入サポート』は安く割り引いた分、短期の契約解除料が発生
docomoの『端末購入サポート』は機種の価格を「一括」にした上で安くしてくれるという、スマホを安く買いたい人には本当にありがたい施策です。
主に型落ちとなった機種にかけられる割引なのですが、一括で1万円前後という機種変更価格としては非常に安い価格で契約できるようになります。
ただしこの安い価格で契約できるには相応の条件が発生しており、契約後の利用についていくつかの注意点が必要となってきます。
その最たるものが
『端末購入サポート機種には14ヶ月間の短期な契約解除料が追加される』
という点です。docomoのスマホを大幅な値下げをして一括で安くしてくれる割引のため、その代償として14ヶ月間は割引として適用される金額の2分の1程度が契約解除料として発生してしまいます。
14ヶ月を過ぎると特にこの契約解除料は消滅してしまい以後問題はなくなるのですが、端末購入サポート機種を契約してから14ヶ月以内に、
- 解約
- 機種変更
- 契約変更および利用休止
- 100日以内のSIMロック解除
といった行動を起こしてしまうと、契約解除料が発生してしまいます。
金額はスマホによって異なるものの、大体3~6万円の間という高額な解除料が発生してしまうため、『端末購入サポート』の機種を契約したら何がなんでも14ヶ月はしっかりと使い続けなければなりません。
端末購入サポートの契約によってスマホ代に支払う金額は非常に安くなるものの、その分14ヶ月はずっと使っておかないと安くなった分に使われた割引相当の金額を支払わされることになってしまいます。
まずこれが『端末購入サポート』対象スマホを契約する上での注意点です。一度この割引で契約したら、1年ちょっとはdocomoを使い続けないと割り引かれた分の料金を違約金として支払わなければならなくなります。
『端末購入サポート』は維持費が高くなってしまう
もう一つの『端末購入サポート』を契約する上での注意点は、
『端末購入サポート契約では月々サポートが適用されない(スマホの場合)ため、割引ゼロで維持費が発生する』
という点があります。
端末購入サポートの契約は一括での購入価格が安くなっている一方で、通信料に対する割引というものはありません。全ての割引は端末価格を下げるために使われています。
そのためいわゆる月々サポートといった維持費を安くする割引はなく、基本的に購入する際の価格が安いのみとなっています。つまり毎月の維持費は高めになってしまうというデメリット的な部分があるのです。
それでも料金の総額自体は実質0円のスマホと同額であるため、結果としては維持費は安いのですが、docomo withや月サポ付き機種を一括購入した時の維持費の安さと比べると見劣りする部分が多少あります。
これが『端末購入サポート』対象スマホを契約する上での2つ目の注意点です。高額な割引もある月々サポートが一切使えないため、維持費は大幅には安くならないという弱点があります。
長期利用を前提にdカード GOLDを契約することがベスト
このように『端末購入サポート』の契約には注意点として把握しておかなければいけないポイントがあり、そこを理解せずに購入してしまうと痛い目を見てしまう可能性があります。
『端末購入サポート』契約はする場合には、
1年以上使うことを想定し
維持費は別段安くならない
ということを覚悟しなければなりません。
この2つの注意点・デメリットの内、短期契約解除料についてはうまい回避方法はありません。最近は即時機種変更しても買い取り価格が上回るということもないので、14ヶ月という期間素直に使い続けないといけない状態です。
一方で維持費の問題についてはある程度解決方法・対処方法があるので、そちらを実践すれば多少ではあるものの安くすることができます。
まず簡単な方法としては各種キャンペーンを使うことです。
『端末購入サポート』対象スマホであっても大体のキャンペーンには対応しているため、そちらを利用することによって維持費への割引が適用されたりします。
家族まとめて割や下取りプログラムといった主だったキャンペーンや、その時期に実施されているキャンペーンなどを利用することで請求書割引やポイント還元による実質的な通信料値引き(dポイントはdocomoの通信費の支払いに充てることができます)といった形で安くすることが出来ます。
こちらは適用条件や実施中のキャンペーンを確認しながら割引が増えそうなものを適用できるにしておくとよいでしょう。
もう一つの方法として個人的にオススメなのが『dカード GOLD』を使うことです。
docomoの発行するクレジットカードである『dカード GOLD』にはゴールドカードならではの特典が多いのですが、その中でも端末購入サポートの契約と相性が良いものとして、
維持費の10%をdポイントに還元する
という特典があります。
こちらを使うことによって、『端末購入サポート』契約の維持費の10%を毎月割り引かせることが出来るので、こちらは使っておきたい特典です。
個人で契約している場合には7~8000円ぐらいかかると思うので、7~800ポイントが毎月貯まりますし、家族の代表回線であれば12000~16000円ほどかかるでしょうから1200ポイント以上が毎月手に入ることになります。
こちらのポイントは買い物に使っても良いですし、先ほどにも書いたように通信費支払いに充てることができるので実質的な割引にすることができます。
dカード GOLDを利用することによってこうしたメリットが得られるので、割引の無い『端末購入サポート』の契約を普段よりも安くすることが出来ます。
またその他のdカード GOLD特典である「dカードゴールドケータイ補償」を利用すれば、スマホ契約から3年間最大10万円までの故障や水没・紛失といった事態に補填してくれるため、毎月500円近くかかるケータイ補償オプションやApple Careなどに加入しなくてもスマホの補償は心配しなくても良い、というメリットを得られます。
これを利用すれば毎月500円前後の補償オプションの料金を節約することが出来るので、料金も高くならずに済みます。
またこの補償は「同一機種の購入補助」となるのですが、端末購入サポートの対象になる機種は在庫が少なくなってきた機種が多いため、1年後2年後辺りにこの補償を使った場合には同一機種ではなく同じメーカーの最新モデルなどに変化する可能性があります。この辺りは対応するショップの裁量にもよりますが、全額dカード GOLD側が購入補助してくれるのに新型を選べるという隠されたメリットも存在しています。
一括価格は驚異の安さなので維持費をdカード GOLDで安く
『端末購入サポート』の契約は一括購入時の安さに本当に魅力があります。紹介してあるスマホのほとんどが型落ちながらも高性能な機種となっているので、こちらのスマホを契約すれば長い間機種変更の必要性を感じなくなるでしょう。
スマホの価格の高さに機種変更を迷っていた人でも端末購入サポート機種を選べば格安に購入することが出来ます。
一方で維持費は安くなりにくいという特徴があり、それを解消するにはdカード GOLDのような維持費を安くしてくれる特典を使うことが求められます。
14ヶ月間は使い続けなければいけないなどのデメリットもありますが、それでも価格の安さやdカード GOLD利用時の還元率の高さなんかは面白い契約です。
価格の安さを大事にしたいけど維持費も気になって手を出せなかったという人なんかは、説明したdカード GOLDをうまく活用しながら契約してみるとより安く利用することが出来ます。
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