docomoの2018年夏モデルを一通り触ってきた中で、オススメの機種というのを挙げてみようと思います。
まだ触っていながら全然レビューを書いてない機種もありますが、ほぼ全機種を使ってみてその中でdocomoとauで共通してオススメ出来るスマホとして、個人的にはGalaxy S9+を夏モデルのイチオシ機種として挙げたいと思います。
Galaxy S9+は他のスマホと比べても全体のバランスが非常に良く出来ていて、大画面サイズの影響もあってか発熱が他の夏モデルと比べて少なくなっています。性能も良い上にカメラもあらゆるシーンにおいてキレイに撮影できるようになっているので、かなり隙のないスマホであるのを感じました。
夏モデル全体の中では特に
- 発熱に対処出来ており
- 性能も非常に優れており
- カメラも夜景にしっかり対応し
- 価格もセールがほとんど行われないためにいつ買っても値下がりを心配しなくていい
という特徴を持っているため、その画面の大きさとスマホサイズとしての大きささえ大丈夫そうならば、不満の少なさと満足度の高さによって本当に使いやすい夏モデルとなってきています。
価格は高めではあるものの、その価格すら相応の価値だと思わせるだけの良さを持っているために、夏モデルのスマホの中でGalaxy S9+が選べるdocomoとauのスマホの中では一番のオススメ機種となります。
以下では各特徴をもう少し掘り下げて解説しているので、もしも興味を持っている人は参考にでもしてもらえればと思います。
なぜGalaxy S9+をオススメするのか:発熱が少ない
Galaxy S9+をオススメする理由の一つは発熱が同じSnapdragon 845の機種と比べると少な目であるという点が挙げられます。
発熱自体は発生してしまいますし、ベンチマークを中心に何度も負荷をかけると結構な温度に達ししていますので、発熱がしないというわけではありません。Snapdragon 835をつかったGalaxy S8+なんかと比較すると熱の持ち方はGalaxy S9+の方がはっきり上だというのがわかります。
ですが同じ夏モデルの最新CPU/Snapdragon 845を使ったスマホの中では高温になるまで粘ってくれます。発熱してから端末が熱くなるまで、ある程度までの負荷であればしばらく耐えてくれるものになっていて、Galaxy S9+は他の機種に比べると発熱耐性が強いものになっています。
同じGalaxy S9が発熱しやすい中で、Galaxy S9+が発熱に耐えている理由としてはその大きさとRAMの容量といったところが関係してくるでしょうか。
端末自体のサイズが大きいことによって放熱性が上がっていること、RAMが6GBになったことで負荷による発熱の影響が若干下がっているという点あたりは発熱に耐えることのできる要因だと思われます。
発熱自体はしてしまうものの、他の機種に比べても酷いものになる可能性は低いため、安心感で言えば夏モデルの中でもかなり上位に入るものかと思われます。
発熱によって電池持ちが悪くなってしまうのがSnapdragon 845機種の弱点ですが、Galaxy S9+の場合はこの発熱が少なめなのとバッテリー容量が大きいこともあって電池持ちの良さという点もメリットとして挙げることが出来ます。
夏モデル全体の課題をGalaxy S9+はしっかりと克服しているという点がGalaxy S9+をオススメする理由の一つです。
なぜGalaxy S9+をオススメするのか:性能が非常に高い
次にGalaxy S9+をオススメする理由としては性能が良いという点になります。
こちらに関してはほぼ文句のないメリットと言えます。Snapdragon 845にRAMも6GBと現状最もスペックの高いスマホとなっているために、相応の性能の良さを見せつけてくれています。
ベンチマークスコア(Antutu)では26万~27万点ぐらいをたたき出しており、その性能の良さは確かなものになっています。
普通のアプリ操作ではもちろんゲームを遊んでてもカクついたりすることもなく常時ヌルサクで動いてくれるので、動きや操作に対してストレスを感じることがありません。
docomoなんかでは後述しているP20 Proもカメラ機能が強いためにオススメ機種として挙げられることがありますが、そちらと比較しても動きの良さというものはGalaxy S9+のほうが2段階ぐらい上のヌルヌル感を見せつけており、性能面まで見た時のスマホとしての完成度は夏モデル全体を見渡しても対抗できる機種はいないレベルになっています。
ほぼ文句のない性能の高さを実現しているために、どうせスマホを契約するならばなるべく良い機種を選びたいという人にもピッタリです。
なぜGalaxy S9+をオススメするのか:カメラが良い
夏モデルの中ではGalaxy S9+のカメラとP20 Proのカメラが他のスマホと比較しても段違いに良いものを搭載しています。
特に夜景に対しての正確な明るさ、自然なコントラストを表現できるという強さに対抗できるのはP20 Proぐらいしかなく、カメラの良さというのはGalaxy S9+の明確なメリットとなっています。
P20 Proのカメラは特にコントラスト差に強く、明るいところでの白飛びや暗いところでの黒潰れなんかがほとんど起きないものになっていて、風景撮影をする時に強さを発揮します。一方で自然な色合いという意味ではP20 Proはちょっと苦手としており、青空の写真や食事の写真は変に強調しすぎたり色味を抑えてしまったりしてしまい、不自然な感じがします。この点ではGalaxy S9+の方が食事や青空の撮影には自然な色合いを再現しておりカメラ性能の強さの一面を見せます。
被写体深度を調整することが可能になるデュアルレンズ仕様となっており、普通のコンデジにはない撮影手法が可能なところも使いやすさの目立つカメラ機能です。
画質の良さ・暗所に強い明るいレンズと自然な発色を実現させたカメラとなっており、夏モデルの中ではほとんどの撮影シーンにおいてトップクラスの美しく自然な写真を残すことが出来るようになっています。
なぜGalaxy S9+をオススメするのか:価格が安くならない
最後のオススメな理由としては、Galaxyの大画面モデルはS8+やNote8含めてほぼ安売りされず、在庫も持ち過ぎていないために既にauでは値下げ前に販売終了しているモデルもあります。小型のGalaxyはS8で結構な値下げが行われており、S9でも同じように値下げが行われることが予想されますが、大画面モデルのS9+では前回のS8+同様に値下げなどがほとんど行われることはないと予想されます。
こちらは安く買いたい人には厳しい内容ではありますが、逆に値下げを気にせずにいつ契約しても大体の購入価格は同じということになります。
docomoなんかでは比較的値下げがされやすい傾向にあり、特に実質価格の値下げ=月々サポートの増量によって後から買ったユーザーの方がお得に契約できる傾向にあります。そのため購入からしばらくした後に値下げによって悔しい思い・損した気分を味わうことが多々あるわけですが、Galaxy S9+についてはこうした値下げの機会自体が少ないことが予想され、いつ契約しても損した気分にならずに気持ち良く(?)購入することが出来るようになっています。
値下げがされにくいというのは安く買いたい人には残念な特徴でもありますが、値下げによって悔しい思いをする可能性が低いということでもあり、価格の変動を気にせず購入できるというメリットが用意されています。
これから購入する人にとっては値下げで痛い思いをしにくいというのは嬉しい点の一つになるでしょう。
欠点が非常に少ない夏モデル、デザインやサイズさえ使い方に合えば様々なシーンで高い満足度が得られるはず
Galaxy S9+のデメリットになり得るところと言えば、エッジスクリーンのデザインや結構大きなサイズ感というところが合わない人は合わないものになるため、このデザインやスマホの大きさというところは人によってはデメリットになる可能性があります。
ですがこのサイズ感やエッジスクリーンに対して抵抗が無いようであれば、Galaxy S9+は欠点が非常に少なくなっており性能やカメラ機能などスマホに求められる要素を十二分に満たしている機種となっています。
SoftBankでは販売されていませんが、docomoとauで購入できる夏モデルの中で最もオススメの機種としてはGalaxy S9+が全体と比較してみて挙げることができます。
バランスの良さではなかなり良いものを持っていると思うので、夏モデルの中から新しいスマホを契約しようという場合にはこちらをまずオススメ機種としたいです。
Galaxy S9+ SC-03K ドコモオンラインショップ
他の夏モデルスマホがGalaxy S9+と比較して足りないところ
夏モデルはGalaxy S9+に限らず多くの機種が発売されており、どの機種も高性能なスマホになっています。その中でも今回Galaxy S9+を選んでいるわけですが、他の機種を選ばなかった理由がどういうところにあるのか、他の機種がGalaxy S9+に比べて足りてなかったところはどこなのかということを、実際に触ってみての印象からまとめてみたいと思います。
若干ネガティブなレビューのようになってしまいますが、Galaxy S9+の万能性をわかりやすくするためなのでご了承を。
Galaxy S9:発熱が強い
同じシリーズのGalaxy S9を見てみると、S9+と比較して発熱時に高温になりやすいという弱点を持っています。
スマホとしてのサイズは多くの人が使いやすいと感じるサイズになっており、若干大きすぎるS9+よりも使い勝手の良さというものは感じるのですが、サイズの小ささから発熱時に高温になるまでの時間が短い、という弱点を持ってしまっています。
S9+ならば大きいために放熱性が少し向上しており、高温の一歩手前ぐらいでしばらくは耐えるのですが、S9はその耐える時間というのがS9+よりも短くなっており使い方によっては発熱の影響が強く出てしまいます。
ほぼ性能やスマホの動きとしては似ているのですが、発熱についての耐久性というのがこちらはS9+に比べると足りてないという印象があります。
HUAWEI P20 Pro:カメラは非常に良いが、発熱が強くヌルヌル感も弱い
docomoのスマホの中でGalaxy S9+以上のカメラ機能を持っており、カメラや写真重視のスマホユーザーに特に人気のHUAWEI P20 Proとも比較してみましょう。
カメラはP20 Proのほうが全体的には上回っている印象があるものの、AIオート撮影では青空や食事のシーンで色味が不自然になってしまうなど、S9+のカメラのほうが自然な場面というものが出てきます。夜景に対してもP20 Proは非常に良いですが、S9+もF値の低い明るいレンズを使っているためにこの点では十分に対抗できており、カメラ性能はそこまで大きな差はありません。
両機種とも非常に満足度の高いカメラを持っている一方で、肝心のスマホ性能を見てみるとP20 Proのほうが1段落ちる印象があります。
ベンチマークスコアではAntutuで6万点近く下の数字を付けますし、発熱しやすいのはかなり気になるポイントです。またサクサク動いてストレス自体はないのですがヌルヌル感はほとんどないために、良い表現ではないものの格安スマホの動きをそのまま良くしたような動きの質になっています。
性能が同じ10万円スマホとしては低めで、発熱も端末全体が熱を持ってしまうものになっており、動きもちょっとヌルヌル感が欠如しているというのはS9+と比べるとスマホとしての利用において物足りなさを感じます。
カメラではP20 Proのほうが上回る部分は見られますが、スマホとして全体のバランスを見てみるとGalaxy S9+のほうが明らかに上となっているのは間違いありません。
Xperia XZ2:重さは夏モデルの中でもとても目立つ
docomoとauから発売されているXperia XZ2と比較してみましょう。
性能ではRAMの容量の差はあるものの、どちらもヌルサクで使いやすさには大きな違いは生じません。Snapdragon 845を使った非常に高性能なスマホとしてどちらもよいスマホではあります。
ただS9+と比べてXZ2のもったいないところはその重さとスマホの厚みです。5.7インチのスマホでありながら重さは200g近く、スマホの厚みは11mm以上と最近の薄型志向が進むスマホ群の中で逆行するような重み・厚みとなっており、使っていても特にその重さには驚かされます。
大画面化することである程度重くなるのは仕方ないものの、XZ2の重さおよび厚みというのは許容範囲を超えている印象があります。このサイズと重さというのはS9+に比べて物足りないです。
夏モデルと比べると高い品質でバランスの良いスマホがGalaxy S9+
ということでこのように他の夏モデルと比較すると、バランスの良さというものがGalaxy S9+からは感じることができます。
全般的な性能やカメラといったところはほぼトップクラスでありながら、発熱は夏モデルの中ではマシで大画面ながら扱いやすいサイズ・重量というところは他の夏モデルが真似できていないバランスの高さと言えます。
docomoとauの2018年夏モデルの中でGalaxy S9+をオススメしている理由としてはこうした内容が挙げられるため、これから夏モデルのどれかに機種変更したいとお考えの人はぜひGalaxy S9+にも興味を持ってもらえればと思います。
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