スペック
対応OS | Android 4.4 |
CPU | MSM8974AB(Snapdragon 801) |
RAM/ROM | 2GB/32GB |
バッテリー/連続待受時間(LTE時) | 3300mAh/7300時間 |
カメラ(メイン/インカメラ) | 1310万画素/210万画素 |
LTE対応Band | B1/3/21/19 |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920×1080 |
重量 | 約159g |
シャープがdocomo向けの2014年-2015年冬モデルに発売したAQUOS ZETA SH-01G。
狭額縁のベゼルを採用した独特のデザインを持ったスマートフォンで、大画面と相まって迫力ある絵を手元で感じられます。
国産機ということで、防水や省電力・おサイフなどの機能を揃えていながら、最新機種として他社のスマートフォンに劣らないだけのしっかりとしたスペックを持ったシャープのハイエンドモデルです。
現在docomoでは新規やMNPにおいて条件付きで安売りをされています。キャッシュバック金額なども考慮すると「投げ売り」には近いものの、短期での解約金を増量させているため、「投げ売り」というには少し状況は違います。
所謂転売目的のような人にとっては短期解約金が増えてしまったことで安くなっても手を出せないスマートフォンですが、普通に使う人にとっては短期解約金も関係のない問題ですので、今なら安く買える絶好のチャンスということになります。
国産スマートフォンとして非常に人気の高いシリーズですから、今回の安売りが行われている間に購入をしておきたい機種でしょう。性能は非常に高いため、この1台で恐らくは2年前後フルに利用できる満足度の高いスマートフォンになるかと思いますので、口コミや評判と共に維持費などの内容を解説しておこうかと思います。
維持費と短期解約金の関係
安くなった理由は端末購入サポート
AQUOS ZETA SH-01Gが安くなった背景には、docomoが一部のスマートフォンの一括購入価格を割引する端末購入サポートを適用したからになります。
このサポートは、指定された契約方法によって、購入金額の一部をdocomoが負担して、一括価格を少なくすることでより多くのユーザーに契約してもらおうと設置した新たなキャンペーンです。一部の金額をdocomoが負担していますが、すぐに解約をされるとdocomoの負担損ということになってしまいますから、8ヶ月以内の解約には負担分の解約金が上乗せされているという仕組みです。
これにより転売目的の契約が減り、本当に欲しい人が安く契約できるようになったというキャンペーンです。
短期解約金は44320円とかなり高いです。解約金とは別にこの端末購入サポートの短期解約金は発生するため、8ヶ月以内の解約や機種変更には5万円の負担増ということになります。本当に欲しい人以外は契約してはダメな内容です。
その代わりに新規契約とMNPにこのキャンペーンが適用されるため、MNPはもちろん新規契約でも一括0円で契約できる可能性があります。
端末購入サポートで新規契約した場合の維持費
この端末購入サポートを適用すれば、短期解約金は増えるかもしれませんが、一括でスマートフォンを契約できます。普通に買うよりも安いですし2年縛りで割賦がかかるわけではないので、次のスマートフォンも買いやすくなっています。もちろん8ヶ月の短期縛りはありますが。
そして一括なら0円もあるため、維持費も実質0円に比べると若干安くなります。月々サポートが安くなる代わりに少なくなるので、維持費自体は高めです。それが以下のような月額費です。
カケホーダイ | 2916円 | |
spモード | 324円 | |
パケットシェア(データS/シェアオプション) | 3780円 | 540円 |
月々サポート | ▲810円 | |
総額 | 6210円 | 2970円 |
口コミ・評判
続いてはネットでどのような評判や口コミがなされているのかというのを取り上げてみたいと思います。
メリット
・タッチパネルが改善されている。
デメリット ・省電力なのにバッテリー消費は普通のスマートフォンと変わらない |
まず良い点としてシャープのスマホ特有の不具合として確認されていた「タッチパネルの精度の悪さ」が大分改善されているということです。
シャープのスマホはこれまでタッチパネルの反応が鈍かったり、タッチした位置の判定がズレたりと、タッチパネルの品質に大きな問題があったのですが、このあたりの機種になってからはようやくその問題も解消に向かっているようです。
悪い点はIGZOを使った省電力が売りのはずのスマートフォンなのに、省電力さで言えば同時期に発売されたXperia Z3のほうが高く、それほど今回のAQUOS ZETAではバッテリーの消費という点はメリットにならないレベルであるようです。
そして「重さ」というものがSH-01Gには不評として重要な内容になっています。
まずひとつはスマートフォン自体の重さ。これはせっかくの狭額縁スマートフォンで画面が前面に出されているデザインにも関わらず、そのデザインのわりに持った時の重量感がひどく、ずっしりとした重さを感じてしまうようです。
重厚感は高級感にも繋がる要素ではありますが、それでも普通に片手で持って使うには疲労感の残る重さであるようです。
そしてもう一つの重さは通常の操作、レスポンスの重さという点が問題としてあがっています。
単純なスペックでは現在のフラグシップモデルの中ではほぼ同じCPUとRAMがあるため、他社同様に普通に使えるはずなのですが、何故か他社よりも動作全体が重いという評価がなされています。せっかくタッチパネルのレスポンスが上がったにも関わらず、操作全体のレスポンスが悪くなっており使いづらさが目立っているようです。
ここはせっかくのフラグシップモデルにとっては残念な評判が出てきてしまっています。
以上のように数値上でのスペックには問題ないものの、ソフトウェアの問題なのかいくつか動作に重さを感じられるという意見が出ています。これはスマートフォンを使っていく上では問題になりやすい内容ですので、実際に手に取ってみて自分の納得できる挙動をしているかどうかを確かめてみるのがいいでしょう。
個人的にも使っていますが、ホーム画面を変更すればその他の普通のスマホのような動作はするので、それほど神経質になる必要はないと感じます。一方でバッテリーの持ちは確かに良くないのを感じます。むしろ気にするのはこちらのバッテリー問題のほうでしょう。すぐに無くなったりするわけではないですが、1日の終わりに電池状況は確認しておかないと次の日は怪しくなります。
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