docomoでは頻繁に無料で契約できるタブレットを販売しています。
基本的に期間限定のセールのものが多いものの、一部ではその無料=0円の価格が定価となっているタブレットもあります。
今回はそんな無料のタブレットについての仕組みや毎月の維持費、そして今契約できる無料タブレットについてをまとめてみようと思います。
特にdocomoユーザーな人にはチェックしてほしい内容ですので、ぜひこれからの要点や0円タブレットの対象について確認してみてください。
なぜタブレットが無料=0円なのか、docomo側の事情
まず具体的にどのタブレットが今0円=無料になっているのかということに触れる前に、0円になっている理由と0円の種類についてを説明していこうと思います。
最初は0円=無料になっている理由についてを説明していきましょう。
今、キャリアのスマートフォン販売に関しては総務省から横やりや口出しを常に入れられている状態で、実質0円を含む0円販売が禁止されているのはご存知かもしれません。
この影響で現在キャリアのスマホ販売においては0円=無料で契約できるスマホというのは一切なくなっており、せいぜいキャンペーンと併用して0円にするぐらいしかその方法は残されていません。
こうした状況から今スマホを0円で契約することは難しくなっているわけですが、この0円規制の中でタブレットに関しては未だに0円での販売が続いています。
なぜスマホで0円がダメなのにタブレットは0円でも良いのでしょうか。
その理由は簡単で、現在総務省の0円規制はスマホのみに限られており、タブレットやガラケーに関しては様子見ということで規制の対象外になっているからです。
このため現在docomoではタブレットを多く扱っている関係から、スマホではできない0円販売をタブレットにおいて実施しているというわけです。
これがauやSoftBankだとタブレットの取り扱いが少ないために0円販売というのは中々見られないのですが、docomoだとandroidにiPadモデルを幅広く取り扱っている関係で、安くなるタイミングが多くなっています。
というわけでこれがまずはdocomoで無料のタブレットを契約できる理由です。ただこうした理由のために今後総務省が0円規制をタブレットにまで広げた場合には0円タブレットは消滅してしまうので、納得できる機種が0円販売されたらそこで購入したほうが良いかもしれません。今後も0円が続くのかどうかというのがわからないのがこの0円タブレットのウィークポイントです。
0円の種類:実質0円と一括0円の違い
実質0円は24ヶ月回線契約を継続して初めて0円に
続いては同じような0円タブレットの中でも2つの種類があるので、その違いについて説明します。
2つの種類の0円というのは「実質0円」と「一括0円」です。こちらは同じ0円ではあるものの、その種類が異なります。まずは実質0円の説明から行いましょう。
実質0円の仕組みを簡単に言ってしまうと、24ヶ月間タブレットを契約した回線を使い続けてようやく0円になるというものです。2年間継続して使わないと0円にはならないという点に注意してください。
この理由について説明しましょう。実質0円契約の場合はタブレットの本体価格が基本定価になっています。このままですと4万円~8万円ぐらいの価格が発生してしまうのですが、ここから月々サポートと呼ばれる割引が毎月24回にかけて適用され、その割引額がタブレット端末の24回払いと同額となっているために実質0円という形ができあがっています。割引と端末価格が同額だから「実質0円」になるわけです。
割引は24回適用されるため、24ヶ月後まで契約回線を維持しないとだめということになります。
これがまず実質0円の内容です。
一括0円(端末購入サポート)は14ヶ月間契約を継続する必要あり
続いては一括0円です。
こちらは端末価格が丸々0円になりますので、お得さでは実質0円よりも上のようになっています。端末の残債が無いのでいつ解約しても端末代の残りの支払いなどが発生しません。そのため実質0円よりも一括0円のほうがその後の回線契約が扱いやすいということになります。
ただ今は無条件で一括0円になることはなく、ほぼ必ず端末購入サポートの適用が必須な状態での一括0円販売となっています。
この端末購入サポートが適用されての一括0円の場合、実質0円の24ヶ月縛りよりもマシですが、14ヶ月間縛りというものが絡んできます。どうしてかというと、端末購入サポートはタブレットを一括0円にしてくれる割引ですが、その割引を適用して売る代わりに、最低でも14ヶ月はそのタブレットを回線契約込みで使いつづけて貰う、というのが端末購入サポートの趣旨です。安くする代わりに14ヶ月という約1年弱はその契約の維持費を支払ってもらう、という割引です。
もしも14ヶ月以内に機種変更や解約などをしてしまった場合には、一括割引した金額の約半分を端末購入サポート契約解除料(平均3万円前後)を支払わなければなりません。実質0円の残債よりは安いものの、それでも高額な違約金が発生するので、一括0円だからといって早い時期に解約してしまうと大きな出費がかかってきてしまいます。
そのためdocomoのタブレットを一括0円で契約できた場合でも、最低で14ヶ月は毎月使い続けていかないといけなくなるので、そちらに関しては実質0円と同じように注意をしてください。
これがタブレットの一括0円契約の中身と注意点になります。
仕組みは違うがどちらも約2700円が維持費
このように0円=無料タブレットの契約は実質と一括によって回線契約が必要な期間というものが異なってくる仕組みを持っています。
ですがどちらも0円という金額になっているため、タブレットを使う際の維持費については変わりはありません。どちらも同じ金額が運用する上ではかかってきます。
どんな維持費になるのかを計算してみましょう。
docomoのタブレットは基本的にそれ一台で契約するわけではないのが普通です。基本的にdocomoのスマホやガラケーといった他の契約回線に2台目以降の追加の回線契約としてつける運用になってくるはずです。
こうした2台目以降にタブレットの契約をすることによって、タブレットの料金プランは「シェア」が可能なデータパックを契約することができ、維持費を大きく節約することが出来ます。
実質0円と一括0円のプラン構成について次の表に出してみました。
一括0円 | 実質0円 | |
データプラン(タブレット) | 1836円 | |
spモード | 324円 | |
シェアオプション | 540円 | |
(月々サポート) | ― | ▲端末による |
(端末分割代) | ― | 端末による |
合計 | 2700円 |
このように2700円が0円タブレットの運用費のベースになります。
一人でdocomoを契約している場合(データSパック~)には2台目プラスというシェアオプションの一部で、家族でdocomoを契約してる場合(シェアパック5~)にはシェアオプションという540円からの料金プランを契約することができるため、これによってどちらも比較的に安い料金でタブレットを所有することができるというわけです。
docomoの契約を既に持っていれば0円タブレットの毎月の維持費もこの料金に抑えることができるので、総額で見ても決して悪くない契約であると言えるのは間違いないでしょう。
現在行われている0円の無料タブレット
dtab d-01K
現在実質0円で販売されているdocomoタブレットの一つにはdocomoオリジナルのブランド名をつけたdtab d-01Kがあります。
こちらのモデルは10.1インチになるため、片手では扱いにくく自宅専用に近いタブレットかもしれません。動画や電子書籍を大画面で見ることができるため、dビデオなどの各種コンテンツと絡めて利用すると良いでしょう。
防水や指紋認証といった役立つ機能が用意されたことによって、これまでのタブレットよりも使いやすさが向上しています。
製造は今SIMフリースマホ市場で飛ぶ鳥を落とす勢いのHuaweiなので、性能面での心配も少ないタブレットになっています。
維持費は2700円なのは共通です。
大画面で16:9という比率のディスプレイなので、動画コンテンツには本当に適したタブレットになっています。
dtab compact d-02K
dtab d-01Hよりも実はお得なタブレットがdtab compact d-02Kです。
このタブレットは先ほどの10インチタブレットとは違い、8インチとタブレットとしては小型な部類に入ります。
画面はタブレットの中では小さめではありますが、そのお陰で片手でも持ちやすいタブレットとなっています。そのため特に電子書籍との相性が良く、漫画や雑誌読み放題のサービス(dマガジン)などを楽しむのには最適なサイズです。
またサイズ的にも重量的にも外出時に持ち運びがしやすいものになっていますから、dtab d-01Hよりも確実に使える場面は目立つことになるでしょう。
こちらの販売は実質0円型の販売のため、24ヶ月使わないとダメな形の契約になるのですが、今回のdtab compactはかなり特殊なものになっていて、実質価格では「マイナス」の価格になっています。端末購入サポートで本体価格が安くなっているにも関わらず、それに加えて月々サポートによる割引も多く適用されるという2重の割引がされているため、実質マイナス14256円という非常に面白い価格での販売がされています。
このため2700円としていたdocomoの0円タブレットの維持費も、割引が多くなっているためにより安くなっており、このタブレットのみ2106円という維持費で利用できるようになっています。
2年間の利用が前提にはなりますが、端末代が実質0円なのに加えてランニングコストまで安くなっているという非常にコストパフォーマンスの良い契約ができるようになっているので、料金重視でタブレットを契約するならばこちらがベストです。
iPad mini4/Air2/Pro 9.7/Pro 12.9
docomoの0円無料タブレットの大本命はこのiPadシリーズの0円化です。
iPadはモデルの一部が0円で、すべてのモデルが0円になるわけではないものの、それまでの価格を考えれば大幅に値下げされている機種もあり、0円でないからと言ってスルーするのがもったいないほどのモデルもあります。
まずは価格を次の表で確認してもらいましょう。
iPad mini4 (一部販売終了) |
32GB | 0円 |
---|---|---|
64GB | 5832円 | |
128GB | 12960円 | |
iPad 第5世代 (一部販売終了) |
32GB | 0円 |
128GB | 12960円 | |
iPad 第6世代 | 32GB | 5184円 |
128GB | 16848円 | |
128GB | 12960円 | |
iPad Pro 10.5 | 64GB | 43416円 |
256GB | 60264円 | |
512GB | 82944円 | |
iPad Pro 12.9 | 64GB | 60264円 |
256GB | 77760円 | |
512GB | 99792円 |
iPad mini4の32GB、iPad 第5世代の32GBがなんと一括0円です(現在ほぼ在庫がない状態となっています。)。このレベルのタブレットが一括0円というのはかなり珍しい、中々見かけない案件です。端末購入サポートが適用されているため、維持費2700円で14ヶ月は最低使わないとだめですが、それが安いと感じられるほどの料金であることは確かでしょう。
現在オンラインショップでの在庫が復活すると共にすぐになくなってしまうぐらいの人気になっていて、度々オンラインショップを確認しておかないと購入が難しいレベルになっています。
今回の記事の趣旨は0円タブレットの紹介ではありますが、iPad mini4の128GBモデルやiPad Pro 9.7インチモデルなんかは0円でなくてもかなりのお買い得さを見せているので、少し出費を出してでも契約する価値はあるでしょう。
iPadということでタブレット最高峰の性能や使い勝手を見せてくれますし、大きさ的にも電子書籍から動画視聴まですべて安定して利用することができます。iPad ProとAppleペンシルのセットならば1万円引きにもなるので、この値下げの機会にiPad PROを購入するのも悪くない考え方だと思います。
0円ではないモデルもあるものの、これまでの価格と比べても激安状態ので販売が実施されています。
在庫復活は基本的に午前中か午後3時以降に確認できるので、購入を希望している人はオンラインショップを毎回チェックする癖をつけましょう。
今のdocomoタブレットの中ではベストの選択です。
4月2日まで:iPad(第5世代)が実質0円に追加、しかも一括が安いのでかなり購入しやすい
※現在ほぼ在庫がくなってしまいました。後述している第6世代がこちらの値下げとほぼ同額の安さまでなっているので、今後はそちらが中心となります。
3月25日に従来のiPad Airがディスコンとなり、iPadの第5世代として新たな9.7インチiOSタブレットが発売されることになりました。
こちらの機種も発売開始から32GBモデルが実質0円での契約が出来るようになっています。
それが今回4月2日までこちらの契約は、期間限定で端末購入サポートの対象となりました。
32GB | 128GB | |
一括価格 | ||
月々サポート | ||
0円 | 10368円 |
一括価格はなんと57024円とiOSタブレットとしては5万円台の料金を実現しています。4月2日までは一括0円~10368円という価格で販売されることになります。
実質0円での契約は維持費が2700円ですが、もしも一括57024円を支払えば2700円の料金から毎月2376円もの割引が発生するということになり、そうすると毎月の維持費が僅か350円以下というとてつもないコストパフォーマンスを見せることになります。
維持費は0円契約ならば2700円からの2台目料金となります。
iPad Air 2よりもほんの少しではあるものの重くなってはしまいましたが、価格はそれ以上に下がっている上に強力な割引も契約方法次第では維持費に回せるということで、かなりのお買い得な機種となっているのは間違いありません。
実はかなりおススメなタブレットの一つとなっています。
8月3日から:iPad 第6世代が実質5184円から販売開始
8月3日から0円ではないもののiPad 第6世代の値引きが開始されており、こちらがようやくiPad関連では安く購入することのできる内容となりそうです。
0円ではありませんが、iPad 第6世代ではApple PencilやマルチタスクといったiPad Proで使える機能が付随されているため、従来のiPadに比べてもできることは多く増えています。
このため0円ではありませんがコスパの良さでは従来のiPadシリーズよりも上の便利な使い方というものができるようになりました。
価格は5184円からとそれでも安いために、購入のしやすさは従来よりも向上しています。
これまでは10368円とまだ高めの金額になっていましたが、今回ようやくGo!Go!iPad割によって値下げがされて安くなりました。
通常の利用方法であればこのiPad 第6世代で大体のことは可能になるので、今iPadを安く契約したいのならばこちらの機種がオススメです。
以上の内容がdocomoの0円無料タブレットの仕組みと注意点、そして今オススメのタブレットについてのまとめになります。
基本的にdocomoのシェア回線を持っていれば0円タブレットはかなり安価に利用することのできるお得な契約なので、ある程度余裕があってもう少しデジタルガジェット関連の充実を図りたいという人は0円タブレットを購入することによって、かなり快適で使い勝手も向上する環境を作ることができます。
オンラインショップでは時に在庫切れを起こしやすい状態ですが、予約や定期的なチェックを行うことで確実に購入することが可能になってくるので、ぜひ利用してみてください。
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