docomoのXperia Z3が購入サポートの対象に再びなりました。4月に入ってから対象から外されたので、およそ2ヶ月ぶりに復活した形になります。
docomoのXperia Z3が端末購入サポート対象になった事で、3つのキャリアで再びXperia Z3がMNP一括0円で契約出来るようになりました。Xperia Z4の発売が間近ですが、ほとんどスペック的な変更の入っていないスマホなので、単純な安さで比較すればZ3を今買う方が遥かに安いですから、出来ればこちらを狙っておきたいところでしょう。
3キャリアでXperia Z3が一括0円契約がしやすくなっているので、今回はその詳しい契約に関する内容や注意点、そして維持費としていくら毎月かかるのかを考えてみたいと思います。
docomo
端末購入サポート
docomoでは3月末で終わった端末購入サポートが再び適用になったために、MNPの一括価格が大幅に下がりました。これに伴い一部の店舗では独自に更に割引分を加え入れることで、MNP一括0円での販売も再開されています。
一部では0円のみならずキャッシュバックも発生しているようですが、大体の場合で2台以上の契約が必要になっています。家族まとめて割を適用させることで2台同時の契約にキャッシュバックが付いてくるという形のようです。
家電量販店では、やはり売れ筋のスマホの一つということもあって割引にあたるものは端末購入サポートだけにして、独自の割引を入れずに一括0円販売をしていないところが目立ちます。一括0円を探す場合は携帯ショップ/併売店などで探す必要があるでしょう。Twitter検索で「SO01G MNP」などと検索して、近いショップに足を運びましょう。
注意点
端末購入サポートは、3月の時には半年間の適用、実質8か月間の適用になっていたのですが、現在の端末購入サポートは1年間、実質14か月間適用されるようになっています。悪い言い方をすれば改悪されたことになります。
この14ヶ月間は機種変更やプラン変更、解約に対して巨額な端末購入サポートの違約金が発生します。はっきりいって馬鹿に出来ない金額(33,696円!)なので、MNP契約後は長期間1000円以下の月々サポートで維持費を支払い続けなければいけません。
この端末購入サポートによる安売りの代償たる期間限定解約金増額縛りの存在は、docomoのXperia Z3をMNPで契約する際に本当に注意しなければいけない点です。
維持費
それではこの端末購入サポートによって契約したXperia Z3 SO01Gを、普通の契約で維持した場合の金額を確かめてみましょう。
端末購入サポートの縛りによって、14ヶ月はこの契約が維持されると想定してください。
Xperia Z3 SO-01G | データSパック | シェアオプション | シェアパック10 |
---|---|---|---|
カケホーダイ | 2916円 | ||
spモード | 324円 | ||
パケットパック | 3780円 | 540円 | 10260円 |
月々サポート | ▲810円 | ||
総額 | 6210円 | 2970円 | 12690円 |
ドコモまとめ
docomoのXperia Z3はMNP限定ではあるものの、一括価格では非常に安い価格で契約できます。一括の価格だけで比較すれば、スペックが対して変わらないXperia Z4よりもコストパフォーマンスは確実にいい買い物と呼べるでしょう。
ですが契約後はしっかりと値引き分の料金は取られてしまうようになっています。端末購入サポートによって機種変更すらも14ヶ月は出来ないようになっていて、決められた維持費が1年以上確実に発生する事になります。
安いのは端末価格だけで、維持費や解約金はその分高額な負担が必要だという注意点を理解した上で購入するようにしましょう。
au
特になしで一括0円
auのXperia Z3も随分前からMNP一括0円で契約出来るようになっています。「SOL26 MNP」でTwitter検索をすると結構な頻度で宣伝がされているのがわかります。
auの場合はdocomoのような端末購入サポートというような特別なキャンペーンが適用されてMNP一括0円というわけではなく、ただ単純にキャッシュバックが多くて一括0円になっている形です。しかもそのキャッシュバックが多めなので、一括0円はもちろんのこと1台だけでもちょっとだけキャッシュバックがついてきます。
注意点もなし
ただキャッシュバックが多くて0円で契約出来るだけなので、端末購入サポートとは違って長々とした注意点はありません。
あるとしたら0円の他にキャッシュバックがある場合には、そのキャッシュバックが支払われるまでちゃんと必要条件を維持したままでいる事ぐらいです。
それ以外は本当に特に何も無いので、実は一番契約がしやすいXperia Z3の販売キャリアになっています。
維持費は最安
次はこちらも普通に使った場合の維持費をまとめてみようと思いますが、auはdocomoや次に解説するSoftBankと違って、「最低維持費」も出す事が出来ます。
通常フラット回線
LTEプラン | 1008円 |
---|---|
LTEネット | 324円 |
LTEフラット | 6156円 |
auスマートパス | 401円 |
毎月割 | ▲450円 |
総額 | 7439円 |
最低維持費回線
LTEプラン | 1008円 |
---|---|
総額 | 1008円 |
auまとめ
auは他のXperia Z3のMNP一括0円特価と比べても、全く縛りもなく、最低維持費を使って機種だけゲット出来てしまうような緩いキャリアです。この点は今後MVNOなども検討している人にはとてもいい契約だと思います。使わなくなったら回線を寝かして維持費を安くする事が出来るんですから。
さっきのdocomoもこれから説明するSoftBankも、途中で維持費が負担になった時に契約を変えられない点がすごいデメリットになっていたのですが、auはこの点に注意しなくていいので、とても魅力的な契約でしょう。
Softbank
一括購入割引とその注意点
SoftBankでももちろんMNP一括0円は12月ごろから始まっていて、今もそもそもの在庫が少ないものの、一括0円は継続中です。昔はもっとキャッシュバックもあったのですが、今では大分その金額も減ってしまいました。
2台でのキャッシュバックもありますが、docomoと違って家族まとめて割のように公式的な増額ではないため、完全に店の施策によります。
MNP一括で安く契約するには、MNP一括購入割引というdocomoの端末購入サポートの基礎になった施策の適用が必要になります。一括購入割引は過去は半年間だったのですが、今はdocomoが1年にしたことからSoftbankも強気に1年とその期間を伸ばしました。
Softbankの場合は、契約している期間によって一括購入割引の特別に増えた解約金が減るという仕組みを採っています。例えばXperia Z3 401SOの場合は、一括購入割引によって解約金とは別の契約解除料として45540円がかかりますが、1ヶ月契約を経るごとに1980円がそのかかる予定の契約解除料から減らすことが出来ます。
減る金額はわずかではありますが、docomoよりもちょっとだけ良心的かもしれません。13ヶ月以降になると一括購入割引が消えるので、その契約解除料は0円になります。
解約やフラット型のデータプランを廃止した場合には一括購入割引の金額はかかってしまいますが、機種変更では今のところ問題がないようです。ここもdocomoよりいいところでしょうか。
注意点に関してはほぼdocomoと同じように考えておけば失敗はないかと思われます。
維持費
一括購入割引でフラット型のデータプランを外すことができないため、auのような最低維持費という持ち方は不可能です。必ずフラット契約で維持費を考える必要があります。
ホワイトプラン | 1008円 |
---|---|
S!ベーシックパック | 324円 |
パケットし放題フラット | 6156円 |
app pass | 399円 |
月月割 | ▲500円 |
総額 | 7387円 |
SoftBankまとめ
SoftBankの場合はこれといって大きな特徴がありません。最低維持費が実現できないため、auのように安く買って安く維持することは出来ず、docomoのように月月割が高いわけでもないので、フラット契約の最安値というわけでもありません。
多少キャッシュバックが多い可能性があるくらいです。デザインがグローバル版に準拠しているため、そうしたところに魅力を感じる場合には良いかもしれないです。
Xperia Z4との違いから、Xperia Z3のお得さ
これから日本の各キャリアではXperia Z4(海外ではXperia Z3+)が夏モデルとして発売されます。
Xperia Z4は、グローバル版における名称がXperia Z3+とあるように、スペックなどの細かい点が微妙にアップグレードされた程度で、大きな進化は果たしていません。むしろ今回Z4モデルにおいて採用されたクアルコムのSoCであるSnapDragon 810が、発熱問題を引き起こしているようで、バッテリー持ちやベンチマークの数字などに悪影響を与えているようです。
このため、夏モデルとしてXperia Z4をあえて契約する理由は少なく、むしろ発熱によるバッテリー消費の激しさなどデメリットのほうが考えられやすく、今なら安いZ3のほうを購入して、安定した次期モデルの購入を検討したほうがいいかと思われます。
幸い現在のこのXperia Z3を販売する各社ではMNP一括0円で売られていますし、au版なら最低維持費での利用が可能です。MNP出来る回線がない人は、楽天モバイル の最安音声プランをMNP用に契約して、それをMNP弾にしてau版のXperia Z3 SOL26を契約してしまうのが簡単なやり方です。レクサスプランニングを使えば、ネット上から全ての手続を終える事が出来るので、わざわざ携帯ショップで長時間説明を受ける必要も無くなります。
本体デザインもほとんど違いもなく、スペックはむしろ懸念材料の増える上がり方をしてしまったXperia Z4よりも、安い今だからこそXperia Z3を選んでも何も後悔することはないかと思うので、これからXperiaのスマートフォンを購入予定の人は、このMNP一括0円の契約を探してみてください。
コメント