WiMAX2が3日3GB制限を開始!1Mbpsしかでない速度制限を回避する方法を考える

WiMAX契約

UQ WiMAXが「PC watch」のインタビューにおいて、WiMAX2回線における速度規制を開始すると表明しました。これまで2015年4月に規制を開始するとしながら、実際の運用レベルでは適用しておらず、無制限に高速通信出来る環境が継続していたのですが、いよいよWiMAX2においては使えるデータ容量が無制限ではなくなってしまうことになりました。

そして5月末より実際にこのWiMAX2の3日3GB規制の運用が始まったようで、データ容量が上限を超えた場合に、通信速度に制限がかかるようになるのを確認しています。

 

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実際に規制された速度を計測

手元にあるWiMAX2対応の契約回線は2つ。この内一つの回線において規制を受けたので、規制時のWiMAX2回線の速度と、同時間帯でのWiMAX回線、規制がかかっていないWiMAX2回線の速度を比較してみようと思います。検証端末にはNAD11を使っています。

それが以下のような結果です。

WiMAX2速度比較

WiMAX回線、規制を受けていないWiMAX2回線の速度については恐らく時間帯や端末の性能、計測場所で全く異なる数字が出るでしょうが、規制を受けた場合のWiMAX2回線についてはおそらくこの1Mbps前後というのが規制値として安定して出てくる数字になるんじゃないでしょうか。今回の結果ではWiMAX2の規制のかかってない回線も速度的にはWiMAXとあまり変わってないですが、ping値が低く、回線品質の高さが感じられます。

Twitterでも多くの方がこのWiMAX2の規制について体感しているようですが、ほぼ同じような1Mbps前後の速度になっています。

 

まず間違いなくWiMAX2回線においては規制が始まっており、規制が始まったらWiMAX回線へと落としたほうが(ノーリミットモードへの切り替え)、回線速度は出やすくなってるのが確認できました。

規制が実際に運用され始めたことで、WiMAX回線への切り替えをうまく行っていく必要性がありそうです。

 

体感としての1Mbps

この1Mbpsという速度、体感としては普通に耐えられなくもない感じで使えはするのですが、例えばぷららモバイルLTEの無制限プランのように最初から耐える事を前提として契約している回線とは違う、という意識がWiMAX2を使っている前提にあるため、耐えられなくはないが遅いという体感にはなってしまいます。

動画も常識的な画質のものならまぁまぁ視聴出来るのでその辺りは問題ないですが、高画質なものになると読み込みが間に合いませんし、サイトを読み込むにしても一呼吸二呼吸置いてからじゃないと読み込みが完了しません。

格安SIM回線なら我慢も出来ますが、WiMAX2を使ってこの体感はストレスが徐々に徐々に溜まってしまうのを感じます。

出来ない事というのは少ない通信速度ではありますが、4000円近く払っている通信回線ということを念頭に置くとネガティブな感情のほうが多くなります。

 

WiMAX手動切り替えを保有しているWiMAXルーターについて

WiMAX2への規制が始まった事で、無制限のWiMAX回線への切り替えが今後の運用においては大事になってきます。

WiMAX回線ならば規制時のWiMAX2の速度よりも快適なダウンロード速度を出すことが可能です。最大速度を14Mbpsへ落とすという規模縮小の施策もまだ行われているところは少ないため、WiMAX回線でも十分な快適さを感じられます。

ただこのWiMAX回線への切り替え、いわゆるノーリミットモードでの通信は、端末によって手動切り替え出来るものと自動切り替えにしか対応していないものがあるので、これからWiMAX2を契約しようとするような奇特な方は、この契約端末に注意を払ったほうが良いと思います。

ノーリミットモードへの変更を手動で出来るのは2014年までに発売された旧式の型番表記のWiMAX2ルーターが主です。HWD13、NAD11、HWD15などが代表格でしょうか。

ノーリミットモード手動切替が可能 HWD13,NAD11,HWD15,URoad-Home2+
ノーリミットモード手動切替が不可能 W01,WX01

2015年に発売されたものだとURoad-Home2+のみがノーリミットモードへの手動切替に対応しています。

最新のWiMAX2対応ルーターであるW01やWX01は、ノーリミットモードへの切り替えは自動のみの対応になります。

これによりW01やWX01だとWiMAX2で規制を受けた場合でも手動での切り替えが出来ないために、WiMAX2エリア外に移動などをしない限り、そのまま規制された状態でWiMAX2回線を使うしかない状態になってしまいます。

WiMAXという規格が本格的なオワコンになるギリギリまでモバイル回線で無制限通信をしたい方は、手動での切り替えが可能な旧式の型番を持ったルーター契約か、URoad-Home2で固定代替的に使うかという方法を採る必要があります。

 

旧型ルーターでキャンペーン中のところ

旧型でWiMAXへ固定することのできるWiMAX2ルーターでキャッシュバックキャンペーンをしているところは限られています。既にHWD15などの比較的新しいルーターは在庫がなくキャンペーンはほとんど行われていません。

目ぼしいところだと

BIGLOBE WiMAX 2+

@nifty WiMAXキャッシュバック

この2社がNAD11を使ってまだキャッシュバックキャンペーンを行っています。この2社でNAD11を契約するのが今のところWiMAX2の規制を手動で解除する方法になるでしょう。

ちなみにどちらで契約するのがいいかということについては、過去にキャンペーンを比較してキャッシュバックの貰いやすいBIGLOBEをオススメしています。そちらについてもこれから契約を検討する方は参考にして下さい。

BIGLOBE WiMAX2+は、キャッシュバック目的なら一番安心できるMVNO So-netや@niftyよりも比較的安心 | キャリスマ

URoad-Home2+で固定回線的に使いたい場合は、URoad-Home2+でキャンペーンを行っているのがUQ WiMAX本家とGMOとくとくBB WiMAX2+しかありません。

この2社だとGMOのほうが15000円以上キャッシュバックが多いため、URoad-Home2+を契約するならばそちらからの契約が一番いいでしょう。

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