URoad-Home2+を自宅の固定代替回線として約1年使ってみての評価、レビュー、キャンペーン・評判について

PC・タブレット

3月ということで引っ越し/新生活シーズン向けの話題について。

今自分はアパートで暮らしているのですが、そこは特に光回線などがセットになっておらず、ネット回線を敷くのは自己負担という物件になっています。

こういうところで光回線を敷いてしまうと、退去時にめんどくさい手続きなり料金なりを追加で支払う必要があり、ネット環境を入れるときに光回線を導入することは考えていませんでした。

 

光がダメとなると次はADSLが候補に挙がりますが、ADSLは光の登場によってサービスの需要も減ったためか、受付してくれている事業者が少なく、そもそも料金も光以上に高いところも出てきています。更に速度もADSLの帯域を各社絞っており、今は相当に遅くなっていると言われています。

光もダメ、ADSLも今は適していない、という中で私がこのアパートで使うネット回線として選んだのがWiMAX2+です。しかもWiMAX2+の中でも自宅の固定代替向けに使うことを前提に設計されたURoad-Home2+を選びました。

これを自宅の固定回線の代替としてもう1年ぐらい継続して使っています。

恐らくこれから新生活を始めるにあたって、ネット環境をどうしようか悩んでいる人の中にはWiMAX2+を固定代替にしようと考えている人もいると思うので、そうした人に向けてこの約1年使ってきた感想を残しておこうと思います。

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結論としては満足

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まず先に結論だけ出しておきますが、URoad-Home2+を自宅の固定回線のように使ってきた中で、満足か不満足かというと満足のほうに評価を向けることが出来ます。

月額も5000円以下、各会社のキャンペーンによってはキャッシュバックなどで実質3000円ぐらいのところもあると思いますが、そうした料金の安さにまず満足しています。解約するときも無駄な工事費用を払わなくていいですし、次引っ越す先へもそのまま持って行ってコンセントを差すだけで使える利便性も引っ越しが多い人には便利でしょう。

速度は一時期規制がかかった時は遅いかなと感じましたが、今の規制はかなり緩くなっておりこれがまだまだしばらく続くということなので、今では速度に不満を感じることが少なくなっています。

また割とネットゲームを遊べる速度、ping値となっているため、そうした遊びにも使いたいという人でも問題なく使えると思います。

 

全体的に満足度は高いため、この1年使ってみて他の人へも勧められるかと言えば、普通に「オススメです」と言えます。モバイル回線なので環境を選ぶのは確かですが、これなら大学生や新社会人、それに実家でネットに触る機会の少ない家族にも使えるんじゃないんかという内容の良さを感じています。

 

ダウンロード速度は普通の使い方なら問題ない

いきなり満足だからオススメと言ってもしょうがないので、ここからは個別の項目について評価やレビューをしたいと思います。

まずこのWiMAX2+そしてURoad-Home2+で気になるのはダウンロード速度でしょう。ダウンロード速度自体は環境によって左右されますが、WiMAX2のアンテナ感度が3/5の状態で30Mbpsぐらいはでます。WiMAXを使ったノーリミットモードだと3/4のアンテナ感度で6Mbpsぐらいの速度です。どちらもこれだけの速度があると体感として普段のサイトを見たり動画を見たりといった行動は十分快適です。

また3日/3GB利用時の規制値は当初700kbpsとされていましたが、今は裁判の影響によって1~3Mbpsの速度が規制中でも出ているため、WiMAX2のpingの早さも相まってこちらの速度でもほぼほぼ困ることのない状況になっています。

 

ダウンロードするファイルの大きさとしては、まともなサーバーなら1GBぐらいまでなら比較的早く落とせますが、相手のサーバーによっては300~400MBぐらいから1時間以上かかるものも出てきます。大容量ダウンロードファイルとしてはこの辺りのサイズがストレスを感じないギリギリのラインでしょうか。

WiMAX2+の速度でイライラする場面というのは、3GB以上のファイルをダウンロードする場合です。3GBを超えると途中で3日規制にかかってスピードがダウン、当初予定していたダウンロード完了時間がかなり延長されてしまいます。良いサーバーから落とすならそれでもまだ何とかなりますが、遅いサーバーから落としてくると3時間以上、時には1日がかりのファイルも出てくるかもしれません。

特にこの後も説明しますが、ゲームをこの回線でダウンロードする場合は注意が必要です。PS4でネットゲームが出来るぐらいの速度とpingはある回線なのですが、ダウンロード販売されているゲームコンテンツだと容量が7GB~25GBぐらいあるのが当たり前で、このゲームを落とすのに本当に1日~2日ぐらいかかってしまうという問題があります。そのためこういった大容量なコンテンツをダウンロードするにはこの回線では非力です。特にゲームはパッケージで買うようにしたほうが良いでしょう。セールで安いからといってゲームプレイまで膨大な時間がかかってしまいます。

それ以外の数百MBのファイルが中心ならば、問題なく使える回線であるのは間違いありません。

 

ゲームは出来るがダウンロード販売は不向き

上でも触れていますが、最近の何GBもするゲームをダウンロードするのには、途中で速度規制がかかるために不向きな回線であるという注意点があります。

一方でネットゲームをするにはモバイル回線だからと言ってそこまで不便になるわけではありません。

割とFPSやRPGなどでも多少はラグがあるものの、ゲームにならないレベルのものではなく普通に遊べるだけの応答速度があります。

実際にこの回線で遊んでいるPS4のネットゲームとして、CoD:BO2・MGO3・BF4・ラスアス・プラントVSゾンビといったものが問題なく遊べています。

 

流石に海外サーバー、欧米ホストが相手だとラグくなるのですが、アジア圏のサーバーやホストなら相手が外国の人でも回線よりも腕前で勝負がつくと実感します。

ゲームダウンロードが出来ないということでPS4のセールやSteamユーザーには不向きな回線ではあるものの、カジュアルにネットゲームを楽しむことは十分に可能となっています。

 

規制や端末の問題点など

こんな感じで割とモバイル回線には本来適さないような用途で使っても、一定以上は快適に使うことのできるのがこのWiMAX2+でありU-Road Home 2+です。

使い方としては結構なヘビーユーザー向けかと思うので、ここまでは自宅の固定回線ではやらないという人ならもっと快適に使うことが出来るでしょう。

一応WiMAX2+を選ぼうと思っている人は既に把握済みかと思いますが、この回線の注意点を契約前にここで説明をしておきます。悪い点にも目を向けないと後悔しかねないのでそこはハッキリさせておきましょう。

 

まずWiMAX2+ではWiMAXにはなかった規制があります。

一つは3日間の合計通信量が3GBを超えた場合に、一時的に通信速度を規制するというものです。これは昔は700kbpsという規制速度に設定されていましたが、この速度に不満をもったユーザー有志が裁判を予定するなどの騒ぎになり、現在の規制速度は1~3Mbpsほどの余裕で快適な通信速度になりました。UQではこの規制は一時的な緩和としていますが、裁判沙汰にまでなりユーザーからの反発も大きかったため、しばらくは現在の緩い規制速度のままであることは違いないことが予想されます。

 

もう一つは「WiMAX2+」を使って7GB通信したときに、その月は終始128kbpsの速度に落ちるという規制です。これはWiMAX2+を使う上で注意が必要な問題です。

WiMAX2+には3つの通信が可能になっており「WiMAX2+(au 4G LTE)」「WiMAX2」「WiMAX」という3つです。この内7GBで規制がかかるのが「WiMAX2+(au 4G LTE)」での通信です。この通信モードを使ってしまうと、非常に不便な状態に陥ってしまうので注意が必要です。

今回レビューしたURoad-Home2+の場合はこの「WiMAX2+(au 4G LTE)」の通信モードを搭載していないため心配はいりませんが、他のルーターを使う際にはこのモードを使わないようにしたほうが無難でしょう。

 

その他の問題点としては、これは端末の問題なのかわかりませんが、自分の使っているURoad-Home2+では2日に一回ほどの頻度で通信が途切れることがあります。そのためそのタイミングで何かダウンロードしているものがあったら、一旦中断扱いになってしまいます。こうした回線を使う上での安定感というものがないというのは一つの問題点になるでしょう。

このような規制や問題点が今回のWiMAX2+回線にはあるため、そこを理解した上での契約を考えてください。

 

URoad-Home2+の安売りは2択

最後にこのWiMAX2+を契約するにあたってお得なキャンペーンをしているところを紹介しましょう。

私は今使っているURoad-Home2+のみしか実体験としてオススメ出来ないため、この機種のキャンペーンのみの紹介になります。

URoad-Home2+は過去に比べるとようやく各社取り扱いが揃ってきており、キャッシュバックキャンペーンなどがありますので、このキャンペーン中に契約すると良いでしょう

So-net

キャッシュバックの高さ、そして運営母体の安心感、解約のしやすさというバランスで見るとSo-net WiMAXのURoad-Home2+がまず一番にキャンペーン契約の筆頭になるでしょう。

キャッシュバック金額は27,000円。UQ公式の1万円キャッシュバックが終了、BIGLOBEの26,000円キャッシュバックがURoad-Home2+を扱っていないことから、キャッシュバックの金額の高さや有名企業というネームバリューを考えると一番選びたいところです。

キャッシュバックは9か月後にSo-netのメールアドレスに口座情報などの入力フォームが贈られてくるため、そこから期間内に登録して13か月後に入金されるという仕組みになっています。

キャッシュバック受け取りの面倒な部分はありますが、馬鹿にできない金額でもあるため、契約後すぐにGmailと連携させるなどして見落とさないようにしたほうが良いでしょう。

解約も他社に比べると簡単なため、URoad-Home2+の契約をオススメできる事業者です。

【So-net モバイル WiMAX 2+】



とくとくBB

GMOのとくとくBBもURoad-Home2+にキャッシュバックを行っています。

キャッシュバック金額は26,150円。So-netに比べると劣ります。

他のWiMAX2+対応のモバイルWi-Fiルーターならばキャッシュバック金額は高額なのですが、固定代替のURoad-Home2+では金額はそこまで高くないものになっています。

更にGMOの場合は解約に郵送手続きが必要というちょっと一風変わりすぎな契約になっているため、正直いってそこまでオススメはできない事業者になっています。

他のモバイルWi-Fiルーターを選ぶならここでも良いかもしれませんが、URoad-Home2+を選ぶならSo-netのほうが上になっています。

【GMOとくとくBB】




 

というわけでこれからの新生活に向けて固定回線が伴っていない住宅で使う分にはいいルーターだと思います。固定代替として十分に使えるだけの速度と性能、それに安さも伴っているので、一人暮らしの回線には良いでしょう。

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