auの2015-16年の冬モデルとしてGalaxy A8 SCV32が発売されています。
Galaxy A8は5.7インチの大画面モデルです。大きさはiPhone 6 Plusシリーズとほぼ同じで、画面占有サイズも一緒です。
auの冬モデルとしては唯一のハイエンドモデルという位置づけがされているスマホです。
AQUOS SERIE mini SHV33と併用しているため、このGalaxy A8 SCV32のレビューもお届けしたいと思います。(SHV33のレビューはこちら⇒AQUOS SERIE mini SHV33のレビューと契約情報(維持費・安売り) | キャリスマ)
スペック
Galaxy A8 SCV32 | |
OS | Android 5.1 |
SoC/CPU | Exynos 5433 |
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイ | 1920×1080 フルHD 5.7インチ |
バッテリー | 3050mAh |
重さ | 153g |
前面カメラ | 1600万画素 |
CPUはExynosです。これは海外版のSnapdragon 615とは異なります。海外版のGalaxy A8はSnapdragon 615を使っているために、Galaxy Note5を大幅にスペックダウンした廉価版という扱いがされています。
ところがこのau版のGalaxy A8 SCV32(と2016年モデルの海外版Galaxy A8)は、CPUをExynos 5433を使うことによって性能が上がっています。Galaxy Note5まではいかないものの、ほぼ同等に近い高い性能を有することになりました。
RAMは2GBで平均的、フルHDの有機ELディスプレイです。
レビュー
まずは写真から。Galaxy A8 SCV32は右、左のGalaxy Note 5と比較しています。
薄さではGalaxy A8 SCV32、同じディスプレイサイズですが小ぶりなのはGalaxy Note 5のほうです。
フラグシップ級のモデルの中で唯一熱を帯びない
2015年後半の各メーカーでフラグシップのモデルとして発売されたスマホは、一様に熱を持ちやすいという諸問題を抱えるスマホになっていました。その原因はSnapdragon 810という最新の高性能CPUにあり、これが性能が高い代わりにすぐに高温に達して熱を持ってしまうという弱点を持っていました。
ほとんどのメーカーは最新スマホに対してこのCPUを使っていた影響で、とにかく発熱の激しいスマホというものが多く世に生まれてしまいました。
この2016年の段階でもまだこのSnapdragon 810を使ったスマホは最新モデルの筆頭としてラインナップされており、実力が不確かなSnapdragon 820搭載モデルが出てくるまでは最新モデル=発熱しやすいという問題は解決できずにいます。
そんな中でGalaxy A8 SCV32は定番のSnapdragonではなくExynosを使ったことで、この発熱問題に巻き込まれておらず、Snapdragon 810搭載機種同等の性能を各ベンチスコアや操作性検証動画などで見せながらも、発熱しないという大きなメリットを獲得しています。
ベンチスコアではGalaxy Note 5が78000点台なのに対して、Galaxy A8 SCV32も70000点台前後を記録しており、かなり高性能なスペック・性能であることが数値からもわかります。
少なくともキャリアのフラグシップ級モデルでGalaxy A8は唯一と評価して良いぐらいに熱を帯びない高性能スマホになっています。
サクサク動作
発熱がないから、というわけでもないでしょうが動かしていても不具合や変な挙動がでることはなく、非常に快適なサクサクさを感じさせてくれる機種です。
RAMが2GBということに不安はありましたが、わりかしゲームなんかを動かしてても落ちることも重くなることもありませんでした。CPUパワーが強いため、RAMの少なさを感じさせないのではと思います。
悪い点が見当たらない
発熱のしなさ、それに使っていても不満が残ることが皆無なサクサク動作は本当に完璧な内容です。何かしら悪い点を探そうと思ったのですが、中々見当たりません。
強いて言うならこの大きさは万人向けではないということぐらいです。ただ大画面の機種に興味を持っているなら絶対に満足するディスプレイの表示領域なので、大画面好きには今のところベストバイな存在と考えられます。
カメラも問題ないです。指紋認証の類はありませんが、まだそこまで必要性がない機能でしょう。
発熱もなく良く出来たスマホです。
価格・維持費・安売り情報
価格
Galaxy A8 SCV32 | 新規 | MNP | 機種変更 |
価格 | 76680円
(3195円×24回) |
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毎月割 | ▲1710円 | ▲1710円 | ▲1710円 |
auスマートパスに加入時の毎月割金額です。
維持費
LTEプラン | スーパーカケホ | |
基本料 | 1008円 | 1836円 |
LTEネット | 324円 | |
LTEフラット | 6156円 | 4536円 |
auスマートパス | 401円 | |
毎月割 | ▲1710円 | |
合計 | 6179円 | 5387円 |
(SHV33 分割) | (3195円) | |
(合計) | 9374円 | 8582円 |
安売り
現状安売りされている機種ではないため、安く購入することは不可能になっています。
1月末までだったらMNPで2台同時契約で一括0円というものはあったのですが、2月になってから総務省の監視が厳しくなり、そうした2台同時ですら安くならなくなってしまいました。
機種変更は相変わらずauは高額なままなので、特に安く契約できることはないのですが、MNPでも安く買えないという残念な状況になってしまっています。
ちょっと高いがその価値あり 機種変更はすぐにでも、MNPはもうしばらく待って
このGalaxy A8 SCV32ですが、今auの大画面スマホの中ではベストな機種であることは間違いありません。Xperia Z5 SOV32が発熱をまだまだ克服できていない中で、同様のハイパフォーマンスな性能を見せて発熱しないGalaxy A8 SCV32のほうが断然評価できます。
機種変更やMNPをするには正直高い価格ではありますが、その価値は十分にある高性能スマホです。
機種変更を予定してるような今が余裕の買い時でしょう。MNPは総務省指導の影響でいつが買い時かはわかりません。
MNPの場合はただもう少し待ってみてからのほうが良いでしょう。0円はなくても1万円ぐらいにはなる可能性があります。
2年以上使うスマホとして、大画面好きの人なら絶対に納得いくサクサクな快適さを与えてくれるため、かなりオススメしたいスマートフォンとなっています。
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