SIMフリー化したLGL24・LGL22がアップデートでSIMロック化 元に戻すにはどうすれば

au

auのisai FL LGL24においてある事件が発生しているようです。

このisai FL LGL24は、auのスマートフォンながら内部にWCDMAで通信できる機能が搭載されています。通常のau契約ではこの機能は潰されてしまっているのですが、海外の非公式SIMロック解除サイトなどで販売されている、LG G3のSIMロック解除コードをこのisai FL LGL24に入力すると、SIMロックが解除されると同時にWCDMAでの通信が出来るようになります。

WCDMAで通信できるようになることで、docomoの3G回線にも対応することになり、これによってエリアは若干狭くなるものの、docomoやdocomoのMVNO回線で使えて、auの回線も使えてしまうという超万能型のSIMフリースマホもどきにすることが出来ました。

特にisai FL LGL24を白ロムで買った人なんかは、はじめからdocomo系MVNOの格安SIMで使うことを前提にしているかと思います。au系MVNOとdocomo系MVNOをどちらもエリア的に満足に使えるのは、このisai FL LGL24やLGL22といったLGスマホの特徴でもありました。

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このようにisai FL LGL24は2つの異なる通信方式の回線を、どちらも使えてしまうという非常に珍しいスマホへとSIMロック解除を通じて可能なため、非常に人気が高いのですが、どうも2015年5月末に配信されたとあるアップデートファイルが、この便利さを塞ぐ内容も含まれていて、アップデートした人のLGL24のSIMフリー化が解除されて元のau系回線にしか対応しない状態になってしまったようなのです。

これによって今までSIMフリー化してdocomo系のMVNO回線などで使っていた人はかなり面倒な事態になっているようです。具体的な解決方法というのもメジャーな媒体では解説していないため、この問題に直面した人はどうしたら良いかわからず困っていることでしょう。

この問題の解決方法については2つあります。

1つはdocomo系MVNOではなく、au系MVNOに切り替えるという考え方です。もしもLGL24をdocomo系の格安SIMで、音声契約を含まないデータプランのみの契約をしている場合には、解約金などがかからないメリットを活かしてau系のMVNOへ変更してしまうのも手だと思います。

mineoやUQ mobileでの契約ではLTE網でしかデータ回線は出来ませんが、現在のau自体が既にLTEオンリー端末へ移行していることからもわかるように、エリア的にLTE圏外になるところはどんどん少なくなってきているので、特に問題なく使えるかと思われます。

もう1つの方法はアップデート前のソフトウェアバージョンへ戻すという方法です。やり方を知っている人にとっては簡単ではありますが、こうした方法に慣れていない人にとっては、スマホが動かなくなってしまうなどのリスクも伴う方法であるため、注意する必要のある解決方法です。

ソフトウェアバージョンの戻し方はxda Developersで海外の有志が作ってくれた「LG Flash Tool」を使って過去のソフトウェアバージョンを上書きすることで可能です。具体的なファーム名は不明ですが、今回アップデート対象になった2410kというファイルを前の状態の2410aというファームにダウンさせることでSIMフリー化が再度可能になったという報告が既に上がっています。

手元に実機がないため具体的な手法は解説出来ませんが、とりあえずLG Flash Toolを使って、過去のファームへダウングレードすることで再度SIMロック解除のためのhidden menuが出てきて、SIMロック解除コードも受け付けてくれるようにはなるようです。リスクの伴う操作にはなりますが、解決策としてこうした方法もあります。

一番いいのはアップデートしないことですが、既にアップデートを適用してしまった人で格安SIMを使っているという場合には、以上の2つの対応策をとることが求められるでしょう。ファームダウンの方法については自己責任で取り組んで貰い、文鎮化などをさせないよう事前にLG Flash Toolの使い方を解説しているサイトなどを良く読んで実行するようにしましょう。

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