2015-16の小型AQUOSシリーズは大手3キャリアで発売されています。
docomoはAQUOS compact SH-02H、SoftBankはAQUOS Xx mini、auではAQUOS SERIE mini SHV33としてほぼ同じ中身のスマホとして出されています。保護フィルムやケース・カバーは共通のため、どれかに対応したアクセサリーならば他社モデルでも全く問題なく使えます。
今回はAQUOS SERIE mini SHV33を購入したため、そのレビューや契約に関する諸注意を説明しておきましょう。
スペック
AQUOS SERIE mini SHV33 | |
OS | Android 5.1 |
SoC/CPU | MSM8992 Snapdragon 808 |
RAM | 3GB |
ROM | 16GB |
ディスプレイ | 1920×1080 フルHD 4.7インチ |
バッテリー | 2810mAh |
重さ | 120g |
前面カメラ | 1300万画素 |
CPUにはSnapdragon 808。この世代のハイエンドモデルではSnapdragon 810が最上位のCPUにはなりますが、性能は高いものの発熱しやすいという弱点を持っています。そのためあえて一つ下のS808を使って動作を安定させています。
RAMは小型機にしては十分すぎる3GB。これによって非常にサクサクとした動作を実現します。
ディスプレイサイズは4.7インチながら、エッジストデザインという狭額縁設計により本体の大きさはかなり小さめです。しかもフルHDなので表示が非常に鮮明となっています。同じ小型のスマホを出しているXperiaよりもこの点は早くから違いとして見せています。
価格と維持費の目安
価格と維持費は次の通り、維持費は3GBのプランと7GBのプランの2つで計算しています。通話定額を重視していません。LTEプランとスーパーカケホの2種類です。
価格
AQUOS SERIE mini SHV33 | 新規 | MNP | 機種変更 |
価格 | 70200円
(2925円×24回) |
||
毎月割 | ▲1800円 | ▲1800円 | ▲1800円 |
auスマートパスに加入時の毎月割金額です。
維持費
LTEプラン | スーパーカケホ | |
基本料 | 1008円 | 1836円 |
LTEネット | 324円 | |
LTEフラット | 6156円 | 4536円 |
auスマートパス | 401円 | |
毎月割 | ▲1800円 | |
合計 | 6089円 | 4469円 |
(SHV33 分割) | (2925円) | |
(合計) | 9041円 | 7394円 |
安売り情報
特にこのスマホに関する安売りキャンペーンなどはまだ始まっていません。16ヶ月以上使っている回線で15000円以上の割引が行われる可能性があるauスマホキャンペーンは、まだSHV31までしか適用範囲にありません。
MNPも2月以降の価格はしばらく抑えられそうですので、現状では定価での販売になるでしょう。
安く契約できる可能性は、ポイントや下取り、それに限られたクーポンぐらいになるでしょう。
AQUOS SERIE mini SHV33 レビュー
AQUOS SERIE mini SHV33を発売日に購入してみましたので、そのレビューをしようと思います。
カメラが悪い
まずは悪い点からチェックします。
まず悪い部分はカメラです。特に蛍光灯の下・屋内の撮影でホワイトバランスの判定が崩れます。マニュアル含みホワイトバランスの設定はオート(AWB)になっているのですが、これがあまり正確さを持ちません。
頻繁に色味が崩れてしまいます。
これは屋内で良く見られる現象で、ホワイトバランスを手動で変えれば問題は無いのですが、オートでは質の良くない写真が取れてしまいます。
発熱は若干起きやすい、電池持ちも特筆するものはなし
もう一つの(どちらかというと)悪い点についてもレビューしておきます。
このスマホはSnapdragon 810を使った機種ほどではないものの、熱は持ちやすくなっています。あくまでも通常の操作ではほんのりと熱を帯びるレベルですが、そこから更にちょっと重い操作をすると熱がはっきりと感じられます。
Xperia Z4とかなんかよりもいくつもマシな発熱の仕方ではありますが、感じることは間違いありません。
その発熱の影響か、電池持ちも特筆するものもなく、並みの電池持ちという感じです。スリープ状態で電池がなくなることはありませんが、使えば減ります。
軽くて動作は困らない、ハイスピードIGZOは快適サクサク
次は良い内容のレビューを。
このスマホは本当に触っていて動きが良く、ストレスゼロで触っていられます。スクロールの滑らかさ、これまでのシャープスマホにあったタッチパネルの反応精度の悪さというものもありませんから、快適さが非常に高いです。
ホーム画面やブラウザにはデフォルトで、また指定のアプリでも高速画面表示=ハイスピードIGZOパネルを利用した120GHzでのディスプレイ表示が可能になります。これによるスクロール時の文字のかすれ方などが低減し、スクロール中にも正確な情報を得ることが出来ます。
悪いところとしてカメラや熱の問題などはありますが、それ以外では絶対に後悔しないであろう操作性の良さを感じさせてくれるスマホであることは間違いありません。
au版はCA対応
またdocomo版ではCA、キャリアアグリゲーションに対して非対応なのに対して、auのSHV33ならCAに対応しているメリットがあります。
キャリア回線での利用においてはそれほど重視する必要性はまだそこまで無いかと思いますが、通信面でのメリットもSHV33ではあるので覚えておいてください。
興味のある人は是非買って欲しい、後悔はまず感じないはず
今回実際に購入してみて使ってみてみましたが、AQUOS SERIE mini SHV33の評価としては「買い」です。機種変更などで2年使うスマホとして余裕でオススメできる機種です。
カメラや電池持ちなどに不満はあることに違いはありませんが、それでも全体の完成度としては小型端末の中でも群を抜いています。
もしも小型スマホが気になっていてこのスマホに興味があるようでしたら、2年以上使うのに支障のない後悔も少ないスマホとして十分オススメなので契約してみてはいかがでしょうか。
今回はauのAQUOS SERIE mini SHV33でしたが、AQUOS compact SH-02HやAQUOS Xx miniも同じようにdocomo・Softbankユーザーにオススメできます。
今回私は契約の都合上支払いに商品券に使いたかったため、携帯ショップでの契約となりましたが、そこではまだオプション加入や頭金の支払いが求められる状況でした。この頭金支払いやオプション加入によって、定価よりも数千円高い金額で支払わされたのが契約時に不満を感じる点でした。
これでもまだマシな金額であったため、あまり強く拒否することはありませんでしたが、これから契約する人々はこうしたオプションや頭金には注意するようにしましょう。特に契約に慣れてないなと判断された場合、店員さんからこれらの内容以外の追加契約をさせられる可能性が非常に高いです。
そのためMNPのような安売りが可能な契約以外は各キャリアのオンラインショップでの手続きをしたほうが、今までスマホの契約に慣れていない人は不要な契約をしないで手続きを進めることが出来ます。
auとSoftbankはオンラインショップならオプションと頭金がかかりませんし、docomoの場合ならば更に事務手数料が無料となります。値下げがほとんどない機種変更契約(この理由は下の別記事で)ならば、こうした頭金やオプションがないだけでも普通にショップで契約するよりも安くなるため、オンラインショップが一番いいでしょう。
AQUOS SERIE mini SHV33:auオンラインショップはこちら
AQUOS compact:ドコモオンラインショップはこちら
下記記事でドコモオンラインショップの契約のメリットを説明しています。
ドコモオンラインショップは機種変更をするユーザーは使わないと損する隠れ優良店 | キャリスマ
AQUOS Xx mini:ソフトバンクオンラインショップはこちら
コメント