時代は8インチタブレットかと思われます。これまで日本では2万円以下で買えたNexus7の存在によって7インチタブレットがタブレット端末サイズでは主流になっていましたが、スマートフォンの大型化やファブレット・タブレットのサイズの細分化によって、7インチという大きさは既に中途半端な存在になっています。
6インチならポケットに入るという利点があり、8インチは7インチより更に大画面という利点があり、7インチの存在感というものが薄れているのを実感されている人もいるかもしれません。個人的にも7インチタブレットと8インチタブレット両方を使ってみて言えるのは、もはや7インチタブレットは何をするにしても中途半端故にいらない、ということです。
大画面での操作は8インチのほうが全てにおいて優れていて、それでいて持ちやすさ自体も7インチと大して変わりませんので、これからは中判サイズのタブレットは8インチ系に流れて行くのではないでしょうか。
というわけで今回はその8インチタブレットのちょっとしたレビューです。
電子書籍に最適な8インチタブレット
今回のレビューというか8インチタブレットのその特徴を具体的に紹介するのはauから販売されているASUS MeMo Pad AST21です。
このタブレットを選んだ理由は2つあります。それは解像度が高くて性能もいいこと、そして安いからです。今ですとauユーザーなら新規一括0円でスマホ契約に504円〜追加するだけでもててしまいます。そしてそういう状況だからこそ白ロムが安いです。
白ロムは2万円前後でそこそこ安いレベルですが、SIMスロットが付いたタブレットとしては破格です。auのMVNO、オススメはUQ mobileですが、このSIM契約を行えばWi-Fi不要で使えてしまうタブレットになります。
スペックもそこそこ高く、ある程度のゲームなども快適に遊ぶことができるでしょう。そして何よりも8インチでフルHDと解像度が高いことも評価が高まります。8インチの大画面ではフルHD以下の解像度では文字や画像などで汚く見えてしまうため、せっかくの大画面を活かすことが出来ません。8インチタブレットで安いものもよく見かけますが、そういったものは大体解像度が低めですので、注意したほうがいいです。
更に別の特徴としてとても軽いというメリットもありますから、片手でも持ちやすく電子書籍を高解像度で片手で読みやすくなっています。
個人的にもずっとこのタブレットを電子書籍用に使っていますが本当に快適です。7インチではちょっと漫画を読むには細かい書き込みがあるところでは大きさが足りなく感じていましたが、8インチになることでそのあたりもくっきりと読めるようになりました。
というわけなので、最近は雑誌読み放題なサービスとかKindleの安売りキャンペーンとかあって電子書籍用に大画面タブレットを持ちたいなんていう人も結構いると思いますが、このタブレットAST21ならばSIMカード差して外出時にも持っていけるのでかなりオススメです。
ただし電池が何もしていなくてもなくなりやすい
オススメではありますが、なに不自由なく使えるタブレットかというとそうでもありません。
自分の経験した中だとまず電池が持ちません。スリープ待機状態で電池が減っていってしまうので、2日ほど一切触らずに放置していても電池が放電してなくなってしまい、電源が切れていることが多々あります。最近のスマホだとこういうことは中々無いのに、AST21はその辺ちょっと残念な仕様です。
そしてこれは個人的に経験してはいないのですが、ネットの口コミでは故障の報告が普通のタブレットよりも多めに上がっていて、そしてASUSのサポートもあまり評判が良くありません。
実際に実感したのはバッテリーの持たなさぐらいですが、このデメリットは覚悟しておかないといけません。結構充電の手間がかかるタブレットです。
ちょいと難のあるところも存在しますが、SIMを入れて通信できて解像度の高い8インチタブレットは、本当にメディア・コンテンツに最適ですので、AST21じゃなくても一家に一台あると凄く便利です。今回は個人的にも所有しているAST21の便利さと弱点を紹介しましたが、他のSIM通信が出来る8インチタブレットでも少なくともメリットの部分は共有できるかと思います。
特にdocomoやその関係するMVNOが使えるという点で、SIMフリー8インチタブレットなどはこれから電子書籍などを楽しむ人には必需品になるかと思います。例えばですがGalaxy tab 8.4なんかは候補の一つでしょうか。
これからのコンテンツ享受は8インチタブレットをオススメします。
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