iPhone Xが発売されました。
日本におけるiPhone Xの販売は、どうやら品薄が予想されている他の諸国とは異なり、販売在庫がかなり回されているようでiPhone 6~
7ごろに起きていた品薄状態というのは現状避けることが出来ています。
オンラインショップの在庫についてはまだまだ十分ではありませんが、こちらも今後比較的早いタイミングで補充されていくことでしょう。
iPhone Xの在庫は予想外に多いようで、街中の家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ヤマダ電機など)やauやソフトバンクショップといったキャリアショップでも、一部で当日フリー在庫といったものが出てきています。
ただしこの家電量販店やキャリアショップで見つけることのできる当日フリー在庫は、何の考えもなしに衝動で契約してしまうと大変に危険です。この当日フリー在庫を契約してしまうと、早く買えたとしてもその分割増の支払いを行ってしまう場合があり、大変勿体ない契約方法になる可能性があります。
当記事ではこの「当日フリー在庫」の危険性というものをまとめるので、契約する際の参考にしてもらえたらと思います。
キャリアショップや家電量販店では今当日フリー在庫のiPhone Xが登場中
11月3日発売されたiPhone Xですが、こちらが発売日当日から予想外の販売スタートが行われています。
その理由は当初の報道では品薄が叫ばれていた中にも関わらず、オンラインショップ以外のキャリアショップや家電量販店といったところで予約もなしに当日のフリー在庫を契約できるという状況になっているというものです。
既に発売日の3日から、家電量販店ではauやSoftBank版を中心に、iPhone Xの当日フリーでの販売分というのが出てきており、キャリアショップでも各ショップで当日分が数台用意されているような状況となっています。
この理由としてはやはり在庫が日本向けにかなり割り当てられていることが考えられます。他のアジア地域ではかなり入手が難しいという報道が流れている中で、日本のこの購入しやすさは異常なものになっています。
そしてキャンセル分というのも当日フリー在庫の影響が強そうです。
キャンセル分が出る理由としては恐らく3つあります。
まず一つ目が割賦審査に通らなかったユーザーがやむを得ずキャンセルになる形です。10万円を超える商品を割賦で契約する場合は、10万円以下のスマホのような簡易審査で終わらせてくれるということはありません。詳細な契約審査にかけられるため、これまで審査落ちしなかった人たちが審査落ちしてしまい、キャンセル分が出てきてしまっています。
二つ目は一括で購入しようと考えていた人が、予想以上に早く予約したiPhone Xの在庫が確保されたケースというのも想像できます。品薄が予想されていたため、それを見越して予約をしたものの、まだ購入資金が用意できていないからキャンセルをした、もしくはこれからするというユーザーもいるでしょう。
三つ目は転売ヤーが転売にうまみがないことからキャンセルしている例もTwitterなんかでは見かけます。転売益がでているのはSIMフリー版のiPhone Xのみで、キャリア版はどれも利益がでないということでキャリア版をキャンセルする傾向が出ています。
こうしたキャンセル分が出てきている、それも結構な量が含まれているため、当日フリー在庫といったものが生まれやすい状況になっています。
当日フリー在庫の問題点 定価よりも高額な支払いになる可能性が高い
こうして登場してきた当日フリー在庫のiPhone Xについて、当記事では契約するのが危険だ、注意すべきものであると冒頭から指定しています。
この理由についても説明していきましょう。
今回のキャンセル理由やそもそも日本に多めのiPhone Xが入荷しているために、人気かつ品薄が予想されていた割には当日のフリー在庫が出てきています。
オンラインショップで予約したもののまだ入荷していない人や、当日すぐに購入できるならば買ってみようと考えている人は結構多いと思いますが、この当日フリー在庫の契約はオンラインショップで予約して契約するのに比べて、本来の価格よりも高くなってしまう可能性が非常に高い契約となっています。
そのために当記事では注意を促していますし、オススメできない契約方法となります。
それでは何故iPhone Xの当日フリー在庫の価格が本来のものよりも高くなってしまうのでしょうか。その原因にはそもそもヨドバシやビックカメラといった家電量販店や、ドコモショップなどのキャリアショップでの契約自体が高い契約になってしまうという仕組みをもっているからです。
iPhone Xに限らずスマホの契約において今家電量販店やキャリアショップでの契約は、定価よりも高くなってしまう可能性が非常に高いものになっています。
その理由は当サイトでも色々な記事で指摘している通り、「頭金」の存在が関わってきます。そしてそれに付随した「準強制なオプション群」「副商材(SDカード・iPhoneの場合はiXpandというHDDストレージ)」といったものがくっついてくるからです。
ドコモオンラインショップは機種変更をするユーザーなら使わないと損する隠れ優良店
iPhone X契約時の『頭金』は絶対に支払ってはならない【docomo・au・SoftBank】
この頭金やそれに近い形で発生してくるiPhone X以外の契約オプションや商品といったものが、当日フリー在庫を用意している家電量販店やキャリアショップでは支払わなければならないため、iPhone Xの契約もその分高額なものになってしまう可能性があります。
大体の金額でいうと、
- 頭金が約5000円~15000円(ドコモが比較的安い傾向にあるものの、auなんかは結構高く取る傾向に)
- オプション代が約2000円~3500円
- 副商材が4000円~8000円
という金額を想定しておいたほうが良いでしょう。
これらすべてが発生するということは考えられませんが、「当日のフリー在庫だから」と強気の姿勢を見せるショップが出てくる可能性も留意して注意する必要があります。
大体頭金に加えてオプションか副商材がついてくるので、合計で1万円前後定価から値上げされてしまうことを想定していないといけません。
こうした家電量販店やキャリアショップにおける頭金などの影響により、ショップの当日のフリー在庫といったものはどれも本来のiPhone Xの価格よりも高くなる可能性が大いにあります。
これが今回この記事で指摘している内容です。
ヨドバシ、ビックカメラ、ドコモショップやau、ソフトバンクショップでは発売直後にも関わらず、iPhone Xの当日のフリー在庫が手に入る可能性が高くなっています。ですがそうした当日在庫には頭金などを中心とした価格を値上げしてくる要素が含まれているため、早く購入はできるもののお得な契約とはかけ離れた契約をすることになります。
iPhone Xをこれらの頭金など込みで契約してしまうと、64GBモデルを契約するのに256GBの価格と同じ金額を支払わなければならない、なんて状況になってしまい大変勿体ないことになってしまいます。
当日フリー在庫は魅力的かもしれませんが、比較的日本偏重で在庫が回されている状況の中では早く手に入るということにそこまでの価値はないかと思います。
契約するなら頭金のないオンラインショップが無難で安心
iPhone Xの当日フリー在庫は、上記のように頭金などが発生して高い買い物になってしまう可能性が高く、在庫があるからといってオススメすることはできません。
今の日本の在庫の優遇のされた回され方は、そこまで急いで契約する必要はないかと思います。
そのためあえてお得ではない、それどころか明確に定価以上を支払って損失が発生してしまう家電量販店やキャリアショップでの契約というものは今のiPhone Xにおいては避けるべきかと思います。
ある程度の時間を待つことが出来るのならば、iPhone Xは各キャリアのオンラインショップを利用して契約することをオススメします。そうすれば頭金もないですし、当然オプションや副商材といったものを契約しなくて済みます。
ただでさえ高いものになっているのがiPhone Xですので、当日フリー在庫に目がくらんで高額な形で契約をしないようにしてください。
オンラインショップならば当日購入の待ち時間も省略できるので、時間も無駄にしないという観点からもオススメできます。
コメント