docomo withのスマホについて、主要の3機種を中心に性能や機能を比較してみたいと思います。
docomo withの契約は今現在docomoを使っている人であれば、誰しもが契約的に納得のゆく契約を行うことが出来るでしょう。
毎月1620円の割引が長期間続くという点、それに対象スマホの購入代金も安いという点で支払いする料金など含めて契約面でのコストパフォーマンスの良さといったものに満足できるものになっています。
ただ実際にdocomo withを契約するにあたって、恐らく多くのユーザーは「docomo withスマホの性能」についての不安を持っているためにまだdocomo withの契約が出来ていないという状態の人もいると思います。
今回の記事ではそうした人へ向けて、docomo withスマホとして発売されており今人気の高い3機種について、性能面など複数の点で比較をしてみてどれがオススメできるスマホなのか、ということを決めてみたいと思います。
docomo wtihのスマホについてどれを買えばいいのか迷っているという人に参考にしてもらえればと思います。
docomo with対象スマホ3機種を徹底比較!
今回の記事ではdocomo withの対象となっているスマホを実際のレビューと合わせて各種スペックなどの比較を行いたいと思います。
docomo with対象の機種の中から今回選んだ3機種は、特に性能が高めで人気も高いモデルを選びました。
それは
- Galaxy feel SC-04J
- MONO MO-01K
- AQUOS sense SH-01K
この3つです。
この3機種はdocomo withの売れ筋上位3つに含まれる機種となっており、単純な数値上のスペックを比較してみても残りの2機種よりも確実に良い性能になっています。
せっかくのスマホ契約を安かろう悪かろうにしないためにも、docomo withの契約は維持費も価格も安いですが、安さも考慮したうえでしっかりと性能を求めて行きたいものになっています。
そのため今回レビュー外にしている
- arrows Be
- らくらくスマートフォン me
の2台については、性能面で十分に快適さを得られないと判断して除外の対象とさせていただきました。
価格の安さを重視するならいいですが、使いやすさもしっかり求めていこうとした場合には適任ではないスマホであるのはスペック上からも、SNSなどの口コミからもわかります。
ここでのレビューと比較は、性能が良く使いやすさという点で期待できる3機種に絞っています。
Galaxy Feel SC-04J:ドコモオンラインショップ
AQUOS sense SH-01K:ドコモオンラインショップ
比較その①:動作の良さはGalaxy feel SC-04Jが僅差で勝利か
まず最初に比較するのは、
3機種の中で度のスマホが一番ストレスが少なくて使いやすいか
というポイントです。こちらは「安かろう悪かろう」なスマホの契約を避けるためにも、最も重視したいポイントでもあるので、まずはこの点から比較をしてみたいと思います。
主な比較点は次の3つで、こちらを判断材料としてオススメ機種を考えようと思います。
- CPU&RAMスペック
- ベンチマークスコア
- 実際の利用感
以下ではこの3つのポイントについて詳細に比較してみました。
スペックの比較
まずはスペックを3機種で比較してみます。
スペック上では3機種ともローエンド向けのCPUを利用していますが、RAMの容量はどれも十分な3GBとかなり頑張っているのがわかります。
Galaxy feel SC-04J | MONO MO-01K | AQUOS sense SH-01K | |
CPU | Exynos7870 | Snapdragon 435 | Snapdragon 430 |
RAM | 3GB | 3GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB | 32GB |
アウトカメラ | 1600万画素 | 1320万画素 | 1310万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh | 2800mAh | 2700mAh |
Snapdragon 430台のナンバリングを使ったスマホが2台、GalaxyはSamsun自社製のCPUを使っています。
自社製のCPUを使う場合、Huaweiもそうですが価格を抑えた上で比較的性能の良いスマホを作ることができる傾向にあります。実際にこのGalaxy feelでもCPUのコストが低くなっているため、性能がそこそこ高いにも関わらずその他の機能の充実などに対しても手が行き届いています。
スペックでの比較においてはこのGalaxyの独自性があるため、3機種を並んで比較させることは難しいものの、MONOとAQUOS senseの比較であれば、MONOのほうがCPUスペックが上です。AQUOSの430よりも後発の435のほうが性能は挙げられています。
この後の価格で比較するように、安いはずのMONOのほうがCPUスペックでは高くなっています。
ベンチマークスコア比較
こちらのスペックを念頭に置きながら、性能の良さを数値化して測れるベンチマークスコアでも比較をしてみます。
今回使ったベンチマークアプリはAntutuです。こちらの数字も比較ポイントの一つとして指標にできると思います。
Galaxy feel SC-04J | MONO MO-01K | AQUOS sense SH-01K | |
Antutu | 46273 | 46527 | 45348 |
CPUスコア | 16996 | 14646 | 14986 |
ベンチマークスコアでは大差はないものの、後述する価格差を考えた時に「安い機種も高い機種も数値上の性能は近い」ということがわかると思います。
実際の利用感の比較
ただ上記のスペックやベンチマークスコアはあくまでも数字上の比較であり、実際に使う場面でこの数字通りの使いやすさ順になるわけではありません。
スペックが高くても調整がおかしかったりして動きの悪いスマホというのはよくあるため、ここではレビューの一環として実際に自分が触ってみて動作が優れている機種はどれかということを検証したいと思います。
まずGalaxy feelはベンチマークスコア以上に細かな動作が快適だと感じます。タッチパネルに触れた時のレスポンス、ブラウザスクロール時の引っ掛かりの少なさ、アプリ展開のスピードなど、ほぼ全ての動作において及第点以上の体感を得られます。
もちろん価格が安い割に使いやすいという前提はありますが、それでも低価格帯のスマホとはとても感じられない安定感を見せます。こうした動作の良さを実現している理由としては、自社製のCPUを使っていることで各所のチューニングがうまくいっているからでしょう。自社製ならば性能の引き出し方を把握しているために、他社製に比べてより100%に近いCPUパワーを発揮できるソフトウェア側の調整が可能となります。
このためGalaxy feelはスペックやベンチマークスコア以上のこの3つのスマホの中で、実際に触った時のサクサク感といったものが優れているのを感じます。
次にMONOについてですが、こちらも基本的な動作や触れた後のレスポンスは価格を考えた時にその性能の良さに驚かされます。ベンチマークスコアの意外な高さに偽りはなく、思った以上にストレスなく使えるスマホとなっています。
AQUOSについての評価は若干厳しめになります。AQUOSはその他の2機種に比べて、解像度のスペックがフルHDと高くなっています。こちらは後述しますがこれにより文字の見やすさなどは2機種よりも上です。しかし解像度が高いとその分スマホへの負荷が高まります。そしてこうした低価格機種だとその負荷が操作性に強く影響してきます。
このためAQUOSはGalaxyと比べて、場面によってはMONOに比べても少しレスポンスが落ちる場面が見られます。特にタッチレスポンスやアプリ展開といったところは他の2機種と比べると若干遅れを感じてしまいます。。。
大きなストレスにはならないものの、比較をするとハッキリわかるレベルで反応がすこし遅いのがわかります。
このように実際に使ってみた感じだとベンチマークスコアとはまた違った感想を持つことが出来ます。
性能、そして実際に使ってみて満足できるスマホかどうかという、安いスマホを購入するのに一番大事なポイントの比較をしてみました。
全体的に価格差ほどにスマホの性能に大きな違いはありません。スペックやベンチマークスコアでは非常に似通った存在であるのがわかります。
ただ実際に使ってみると自社製CPUによるチューニングの良さを活かしたGalaxy feelの良さというものが目立っていると感じました。こちらはミドルレンジ帯のスマホ以上に使いやすくストレスの無い機種となっています。動作を最重視するならこちらの機種でしょう。
残りの2機種はMONO、AQUOSという順で快適さを感じます。
しかしこの動作の違いはそこまで大きいものではなく、またどれも快適さという点では必要以上のクオリティを実現しているため、あまり神経質にならなくても良いかと思います。動作の差では確かにGalaxyが一番良いかと思いますが、実際に選ぶ段階においては機能やデザイン、それに価格といった点も重要になってくると思いますので次からはこうしたポイントを比較対象にしてみましょう。
比較②:スマホの諸機能いろいろ ここでもGalaxyは価格の高さに見合った高機能性
続いてはスマホの機能についてを比較してみましょう。機能という言葉は大雑把すぎるまとめ方ですが、各スマホでどんな使い方が出来るのか、その幅の広さといったものを比較してみましょう。
それぞれスマホの対応機能を表にまとめてみました。
Galaxy feel SC-04J | MONO MO-01K | AQUOS sense SH-01K | |
防水・防塵 | 〇/〇 | 〇/〇 | 〇/〇 |
おサイフケータイ | 〇 | × | 〇 |
生体認証 | 指紋認証 | × | 指紋認証 |
その他機能 | ワンセグ対応/ハイレゾ/5GHzWi-Fi対応/最大262.5Mbps通信 | ハイレゾ | フルHD/ブルーライトカット機能 |
こうしてみるとGalaxy feelとAQUOS senseの2つが対応機能の充実さで優れているのが見てわかると思います。
MONOと比べると指紋認証を中心とした日々の生活で役立つ機能の充実がこの2機種にはあります。
AQUOS senseはどちらかというと生活面での利便性を底上げしてくれるような機能が揃っています。対してGalaxy feelの場合は通信面などスマホ自体の利用をより快適にしてくれるものが揃っています。
また唯一フルHDの高細微な解像度になっているので、文字のみやすさや画像の鮮明さが他の2機種よりもよりくっきりしたものになっています。その分負荷が強いために若干動作に影響はしますが、長時間見ても疲れない解像度の高さは魅力的です。
AQUOSの機能は興味ない人にとっては使わずに終わってしまう機能になる可能性がある一方で、Galaxyの通信周りの高機能さは常時メリットのあるものになっており、普遍性という意味ではGalaxyのほうが上でしょうか。
どちらにしても便利さや使いやすさを向上させてくれる付加価値であるのは間違いないため、自分の使い方に合った機能を持つスマホを選ぶといいでしょう。
比較③:デザインや質感は価格なり ただMONOは若干安っぽさが厳しいか
続いての比較ポイントはデザイン性といったところについてを見ていこうと思います。
デザインで重視されるのは持ちやすさと安っぽさを感じさせないか、といったところが中心ですが、気になった質感や外観の機能なんかにも目を向けて比較したいと思います。
まずGalaxyについてですが、こちらはデザインも質感もかなり良いものになっているかと思います。丸みは少ないですがその分落ち着いてクールさのある全体的なデザインになっています。質感もただのプラスチックなボディでなくアルミの重厚感といったものがあるため、低価格系スマホの中でも比較的高級感があります。
ストラップホールもあるために、実生活の中でも便利なデザイン性を持っています。
AQUOS senseは今回の3機種の中では一番丸みを帯びたデザインになっており、質感も樹脂の比率が高いために大分ソフトな印象があります。あまりかっこ良すぎない親しみやすいスマホが欲しいならこちらでしょう。
丸みがあるため四隅の角が痛くなく、長時間持ちやすいスマホとなっています。
MONOは角ばったデザインです。Xperiaに近い感じで、クールなデザインではあるものの角が鋭角なために持ちやすさはありません。
3機種の中では質感が一番チープになっており、見た目ではわからないもののプラスチック感が強いです。電源ボタンなんかもちょっと雑なプラスチック感のある押し込み感となっているので、触ったときにどうしても安っぽさというものを感じてしまいます。
デザイン性や質感といったポイントは、契約時にはそこまで重視されないかと思いますが、実際に使い続けた時には毎日触れるものなので、この部分で安っぽさを感じてしまうと、ちょっとテンションが下がってしまいます。
あまり重要な部分ではないかもしれませんが、毎日触るものだからこそ質感やデザインにはこだわっておきたいところです。少なくともGalaxy feelとAQUOS senseでは触り続けても安っぽさを感じてテンションが下がるということはないので、長く使い続ける上でオススメしたいと感じます。
MONOはちょっとカバーなどを工夫しないと持ちにくさや質感に不満が出るデザインです。
比較④:価格は最高1万円差 コスパの良さは3機種共通
最後は価格面での比較を行い、各スマホのコスパといったものを確認しましょう。
Galaxy feel SC-04J | MONO MO-01K | AQUOS sense SH-01K | |
販売価格 | 3万6288円 | 2万5272円 | 3万456円 |
価格は最も高いGalaxyと最も安いMONOの間で差は1万円程度です。価格単体をみると25000円や36000円という金額はスマホとして破格でしょう。
またここまで比較してきた機能やデザインといったところの違いや優位性といったものも価格に反映されているかと思います。価格の高いGalaxyやAQUOSはその分だけ使える機能も豊富で価格がMONOより高い理由にも納得できます。
MONOはMONOで性能はしっかりしつつコストダウンをうまく行って価格を抑えたちゃんとしたスマホになっています。
どのスマホも性能だけでなく機能やデザイン・質感といった部分で価格相応あるいはそれ以上のスマホになっており、価格面から見た時のコストパフォーマンスはどれも非常に良いものになっています。
高いものでは36000円という価格を付けますが、スマホ全体の価格からすれば安いですし、性能自体もほとんどが安かろう悪かろうではないスマホであるのはとても安心して購入できるスマホとなっているかと思います。
それぞれのスマホが見せるこの価格の安さはdocomo with機種の共通するメリットと呼べるかと思います。
どのスマホも不満は少ない、その中でもGalaxy feelなら快適さをより強く感じられる
以上のように3つのdocomo withスマホを実際に使ってみてのレビューとスペックなどを通してそれぞれの機種を比較してみました。
実際に使ってみると基本動作はどれも価格以上のものを見せてくれ、それに加えて高額なスマホだと便利に使える機能も揃っているため、決して皆さんが心配するような安かろう悪かろうなスマホではないというのは確かです。
流石にゲームをしたり高画質なストリーミング動画を見たい、という使い方には向いていませんが、3D表示のないゲームやYouTubeなどの動画ぐらいなら問題なく動きますし、普通の使い方に即したアプリであれば不満もなく使えます。
付加価値としてAQUOSやGalaxyは機能性が高くなっており、特にGalaxyの場合はおサイフや防水といった生活部分を助けてくれる機能のほかに、通信面で幅広く対応できる規格を用意しているので、意識していないところでの快適さを得ることが出来ます。
個人的にはdocomo withの長期間の割引を活かすためにも、Galaxy feelやAQUOS senseといったちょっとMONOよりも高くても、機能が多いスマホでより長く使うことを意識した契約をしたほうが良いかなと感じます。
特にGalaxy feelは今docomoの安いスマホの中でも総合的に見てオススメ度の高いスマホになっています。3機種の中では一番高いものの、その分満足度も高い隙の少ないスマホになっているのは間違いないため、まずはこちらの機種から購入検討機主としてみてもらえればと思います。
ただどのスマホもケチをつけたくなるようなところは一部分で、基本的に価格のことを考えればその性能はとてもコスパの良いものになっているのも確かです。
Galaxy Feel SC-04J:ドコモオンラインショップ
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