ドコモwithスマホLG Style L-03Kの評判/レビュー 音楽再生用に強く不具合も少ない安いのが不思議な高機能スマホ

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docomo withの高額長期間割引の対象になっているLG Styleについて長期間使ってきたのでレビューを残しておきます。

1500円(税込1620円)の高額な割引、それがずっと続くという特殊性から人気の高いdocomo withですが、この対象スマホに機能性の高さと性能の高さを兼ね備えたスマホ「LG Styel L-03K」が追加されました。

こちらのLG Style、価格はdocomo with初の4万円超えとなる40176円という価格になっていますが、その分性能や機能といったところにおいて他のdocomo withにはない優れたポイントが数多くあります。

中には普通のハイエンドモデルよりもハイクオリティな音楽再生をできるようになっているなど、価格の安さに見合わない機能性の高さを見せてる点があり、とても廉価モデルであるdocomo with対象スマホとは思えないものになっています。

必要な予算はdocomo with機の中では一番高いですが、相応の実力を持った機種なのである程度高くてもしっかりと使える性能の良いスマホがほしいという人にはピッタリの機種と言えます。

機能や性能への多くのメリットと共に、気になるデメリット的なところやユーザーの評価などを交えながら、LG Styleの実力といったところを詳しくレビューしたいと思います。

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Antutuベンチマークはちょっと低く出てしまうが、実際の操作はサクサクで不満なし

SoC Snapdragon 450
RAM 4GB

LG Styleの魅力は機能の高さと性能の高さをdocomo with機なのに兼ね備えているという点です。

機能については数多くの良いところがありますので、まずは性能の方からレビューしたいと思います。

 

LG Styleの性能についてはまずスペックを見ると期待値の大きいものになっているのがわかります。Snapdragon 450(SDM450)という最新のミドルレンジ向けで数年前のSDM600番台と同等の性能を持つSoCを利用しています。さらにRAMも4GBとハイエンドモデルと遜色ない容量を持っているので、スペックの高さはミドルレンジの中では高性能であるのがわかります。

実際に使っていてもこのスペックの高さを実感する場面は多々あります。とにかくスクロールの最中やタッチ後のレスポンスなんかを見ても、ガクガクする場面というのがほとんどなくスムーズにサクサクと各動作を行うことができます。

同じdocomo withの高性能機種であるGalaxy feelが文字入力アプリの最初2文字ぐらいを入れるまでのレスポンスが悪くてちょっと不満を持っていたのですが、LG Styleにはそうした基本操作でつまづくようなところは全く見られず、かなり安定感の高い動作を常に続けることができます。

同じくレビューしてあるarrows Be同様に、いわゆる普通のスマホ利用においては全く困ることなく使い続けられるスマホとなっています。

arrows Be F-04K レビューと口コミ docomo withでは現状一番オススメ出来る満足感の「財テク」スマホ

一方である程度の重いアプリの操作、わかりやすいのはゲームアプリですが、こちらの操作についてはやはり局面局面で重く感じることが多々あります。

3Dモデリングを必要とした操作(デレステなど)はその場面でキャラクターの動作自体はカクカクにはならないものの、タッチが遅れて感じられる場面があるので、音ゲー系のゲームをしっかり遊ぶには十分なスペックでないのを感じます。

またシミュレーションゲーム(ウイイレなど)においても、情報量が詰まったホーム画面などでは次の画面への変遷に時間がかかるなどこちらも十分なスペックとは言い難い動きをしているため、ゲームについては快適な操作をできるほどにスペックが高いというわけではありません。

そこはあくまでもミドルレンジのスマホということを覚悟しましょう。

Antutuでベンチマークを計測してみると、65000点ほどになります。これはGalaxy feelとほぼ同じレベル、arrows Be F-04Kよりも10000点ほど低い数値になります。

これについてはスペックがRAMで1GB分低いarrows Beよりも低いということで気になるポイントではありますが、実際の動きの良さでは同等以上のサクサク感を見せますし、同じAntutu数値のGalaxy feelとの比較については先程も文字入力の話題をしたように、結構動きの安定感に大きな差があるのが実際のところです。

なのでこの数値の差については気にしなくていいレベルです。

一説にはCPU温度が上がってバッテリー消費が激しくならないように、30℃~35℃辺りのCPU温度に達したらあえて性能を落とすクロックダウンを起こして、発熱しないような仕組みになっているとされています。

 

このように負荷の強いベンチマークアプリなんかでは性能をあえて抑えているというところもあるため、ベンチマークのスコアではこのLG Styleの実力は測れないものになっているので注意が必要です。

まず性能というところではLG Styleはdocomo withの中ではほぼ最高に近い使い勝手の良さを見せるのは間違いありません。arrows Be F-04Kに並んでサクサクした使いやすさを感じることができるので、安くても良い機種を求める人にはしっかりオススメすることができる性能を持っています。

 

機能の豊富さと利便性の高さはLG Styleの最大の特徴

次にLG Styleの良さとして紹介できるのはdocomo withの中ではかなり豊富な種類を用意している「機能」の数々が当てはまります。

docomo withの対象スマホの多くは廉価モデルということもあり、機能についてはハイエンドほど充実していないのは共通の弱点ではあったのですが、今回のこのLG Styleでは価格を若干高めに設定することによってdocomo with機種ながら性能も機能もしっかり揃ったスマホになっています。

利便性の高い機能がどれも用意されているため、これまで以上に多くの用途で役立ってくれる運用というものが可能になっています。

全ての機能を紹介するには数が多いためできませんが、特に目立つものを中心にLG Styleの魅力ある機能性についてをレビューしていきます。

DAC搭載で廉価スマホとは思えないクリアで迫力のあるサウンド

まずLG Styleを使っていて驚かされた機能として真っ先に挙げることができるのは、DACと呼ばれるサウンドチップを搭載しているという点です。

通常スマホではサウンド・音響周りの役割を果たしてくれているのはSoCになります。この機種でいうところのSnapdragon 450にサウンドチップも内包されているわけです。このため同じSoCを使うスマホでは音響環境はどれもほぼ共通しており、ハイレゾなどの音楽ファイル側によって音質向上の処理がされていないと、大してサウンドや音響周りの違いというのは生まれません。

SoCによって大体のサウンド品質が決まるようになっており、あとは各メーカーによって独自の調節レベルでの変更があるだけ、というのが通常のスマホのサウンド・音響環境になっています。

 

ところがLG StyleはSnapdragon 450のサウンドチップ以外にもDACと呼ばれる独立したサウンドチップを別途載せているため、SoCに依存した音響環境から脱却しています。

このDACはSoCのサウンドチップなんかとは異なり音楽専用に設計されていますから、通常のスマホの音質に比べてもよりクリアで迫力のある音質を実現することができます。

しかも音楽ファイルに左右されない大元のサウンドチップに手を加えられているため、ハイレゾの音楽ファイルがより良い品質になるのはもちろんのこと、YouTubeなんかの動画の再生においても音質が大きく向上されます。

 

ハイレゾ関係なく全ての音楽ファイルがよりクリアで迫力のある音質へと向上されるため、音楽用のスマホとしてもLG Styleは大きな役割を果たしてくれるというわけです。従来ですとDAC搭載機種はハイエンドモデルに限られていましたが、今回はこうしたdocomo withの廉価モデルでも利用できるようになりました。

しかもLG StyleはこのDACの音質向上の特徴を活かすアンプ的な機能も搭載しており、高音または低音を強調したりイヤホンを囲むような音響反響にしたりすることができるような調節機能も用意されており、ハイエンドモデルすら実現できていない音楽体験を得ることができるようになっています。

スマホを音楽・メディアプレイヤー向きにも使いたいという人にとって、このLG Styleは最適な機種になります。格安のDAC搭載スマホとして利用できるため、音楽をスマホでよく聴く人にはこれまでよりもさらに上の体験が待っていることになるでしょう。

まずこのDACという音楽向けのチップセットを搭載し、ハイエンドモデル以上の音質向上を実現している点は機能としての良さを感じられるところです。

アスペクト比18:9の5.5インチディスプレイ、幅70mm

ディスプレイ 5.5インチ、18:9比
解像度 フルHD+

機能という言葉からはちょっと離れているかもしれませんが、LG Styleの特徴として非常に大きなポイントになっているのがディスプレイです。

ディスプレイは5.5インチの大画面で、アスペクト比が他のdocomo withとはことなるアスペクト比18:9のディスプレイ比率となっています。

この18:9のアスペクト比は現在のハイエンドモデルの流行となっていて、2つのメリットが得られます。

  • スマホ向けのコンテンツ閲覧(webサイトやSNS)に強く、1画面中の情報量が多い
  • 縦に長いために大画面にも関わらず横幅が狭い=大画面なのに持ちやすい

というメリットです。SNSやネットをよくする人であれば、この18:9という縦長の画面は確実に便利になるでしょう。1画面内により多くの情報が入るようになるので、扱いのしやすさではかなり優れた内容になるでしょう。

また縦長になることで大画面でも横幅が狭くなっています。LG Styleでは70mmという横幅をキープしながら5.5インチという大画面を実現していることで、持ちやすさを維持したまま大画面スマホを扱うことができるようになっています。

このスマホ向けコンテンツの見やすさ、そして持ちやすさというのはLG Styleの特徴として使いやすさを感じるところです。

弱点は従来のアスペクト比に対応した動画コンテンツ、そして一部のゲームコンテンツで表示に黒帯がでて画面が余ってしまう=表示が小さくなってしまうというのがあります。こちらについてはアプリ側が対応しない限りは解決しませんが、動画程度だったらそこまで気になる変化ではないのであまり心配はいらないでしょう。

将来的にこのアスペクト比18:9というのはスマホのディスプレイ比率のベースとなる可能性が高いため、長く使うことを前提としたdocomo withのスマホとして今から利用できるというのは大きなアドバンテージと言えます。

防水・防塵だけじゃなく耐衝撃設計でも優れている

LG Styleは日本向けで喜ばれる機能として防水・防塵はしっかりと対応していますが、それだけではなく耐衝撃設計を施してより堅牢なスマホとなっています。

防水・防塵という基本的な設計は当然として、MIL規格の14項目をクリアした過酷な環境下での利用にも対応しているということで、扱える環境・場面というのが多くなっています。

単なる防水・防塵ではなく浸水や塩霧にも対応し、それ以外にも高温・低温下での動作や耐衝撃・振動といったところでも強さを見せるスマホとなります。

安心設計とも呼べるスマホ構造をしており、使いやすさという点において非常に優れたものになっています。

 

バッテリー管理機能がとても優秀 スマートドクターという端末管理機能もあるがそれを弄らなくても長持ち

LG Styleにはバッテリー管理を含んだメモリ管理や端末最適化を行えるスマートドクターという診断機能が用意されており、利用し続けてちょっと動作が悪くなった時にワンタッチで端末の状態を調整して快適に使いやすい状態に最適化してくれます。

ちょっと動作が重くなって来たときはこの機能をサクッと使うことで解消することができます。

またバッテリー管理については常時かなり状態が良いものになっていて、わざわざこのスマートドクターを使わなくても長時間電池を充電しなくてもしっかり使えるものになっています。

体感ではdocomo withの中ではトップで電池持ちがいいです。特に何もしていないときにarrows Be F-04KやGalaxy feelなんかだと電池が数%落ちて行ってしまうのですが、LG Styleではそういったことは全くなく、長時間放置してても電池がしっかり残っている状態が続いています。

この電池持ちの凄さは頼もしいものがあります。先ほど触れたCPUの性能を抑えるように設計をしているからか、普段の操作ではなかなか電池が減っていきません。

長時間使っているかゲームのように負荷の強いアプリなんかを使わない限りは電池が大きく減るということがないので、このバッテリー管理がしっかりなされているのは、LG Styleの機能として高く評価できるものになっています。

廉価モデルなのに指紋認証と顔認証が使え、おサイフケータイやワンセグも

機能全般に目を移すと、LG Styleは細部に必要とされている機能を揃えてきたのがわかります。

まず生体認証は指紋認証に対応、しかも顔認証も一緒に使えるものになっています。2種類が同時に使えるというのはdocomo withの他のスマホにはない機能となっているので、便利に利用できるのは間違いないでしょう。

精度が特に良いのは指紋認証の方です。こちらはかなり高速かつ高い精度で認識してくれるためにストレスフリーな操作を行うことができます。顔認証だと少し判定に時間がかかるので、2つ使える内の指紋認証を中心に利用していくことが望ましいでしょう。

元々はこのLG Style、海外で展開するスマホがベースの機種ですが、追加機能として日本向けにおサイフケータイとワンセグにも対応しているのは大きなポイントです。おサイフケータイはGoogle Payの登場でかなり使いやすくなりましたし、ワンセグもちょっとした情報を仕入れたい時に便利です。ワンセグは残念ながらアンテナが外付けになるため内蔵のarrows Beに比べると使いにくいところはマイナスにはなってしまいます。

この他通信ではプレミアム4Gに対応し、Galaxy feelと同じく262.5Mbpsの通信速度に対応しています。画面を2度ノックすると電源ボタンに触れずに起動させることができるノックオン機能や、指紋認証センサーを数回タッチすることで対応した操作が可能なショートカット機能といったところも用意されています。

他にもブルーライトカットを目的としたディスプレイの暖色化やナビゲーションキーのカスタマイズ機能など、利用していく上で便利な機能がたくさん用意されています。LG Styleはここまで紹介してきた機能の豊富さというところにおいて、とても廉価モデルとなるdocomo with機とは思えない充実さを見せており、スマホとしての使いやすさでは価格以上のものを有しています。

 

デメリットに近いLG Styleの微妙なところ

カメラも撮影機能が豊富、ただし画質やダイレクトレンジなどは平凡

アウトカメラ 1620画素
インカメラ 800画素

カメラについても撮影機能の豊富さは褒めることができます。

ハイエンドモデルであるLG G6やV30+に用意されていた画面分割を中心としたSNS向けの個性的な写真を撮影できる機能を有しています。

4枚の写真を1枚に合わせたグリッドショット。

料理などの写真の構図決めを助けてくれるガイドショット。

正方形という面白い形で撮れるスナップショット。

2枚の写真を上下に合成するマッチショット。

と、SNSで目を惹く写真が撮れる機能を多く用意しています。そのため写真自体は楽しめるものになっていて、ハイエンドモデルと遜色ない撮影を行うことができます。

ただしカメラの性質自体は平々凡々としており、写真のクリアさやしっかりとした細部の表現といったところは期待できないものになっています。

特に明暗差があるところだと、どちらかにカメラの露出が強く引っ張られてしまい、白飛びや暗すぎる写真というものが撮れてしまいます。ダイレクトレンジの幅も狭く、曇りがかった青空が白く写ることも珍しくありません。

撮影機能は豊富ではあるものの、カメラの質という点では満足度は低くなっています。

写真の撮影サイズなども変更できますが、一部18:9比率での撮影なんかはただ拡大しただけという処理での撮影になるため、あまり撮影サイズの意味がなく自分でトリミングするのと大して変わりません。

機能はハイエンド級ですが、カメラ自体の質は平凡であくまでもおまけに近い存在であることには注意が必要になってきます。

SoCのパワー制限にはメリットが多いが気になる人にとってはデメリットになりうる

SoCのCPUやGPUといったところが性能を抑えていると書いたのは最初の性能関連のレビューのとおりです。

これによりメリットとしては発熱が抑えられ、バッテリー消費も抑えられているというユーザーにとって使いやすさを向上させる良さというものが生まれています。

ただより性能を重視したい人にとってこのパワーを制限しているという動作はデメリットだと感じられてしまうかもしれません。

ベンチマークで同じSoCのarrows Be F-04Kと10000点近く差がついてしまうというのは気になる人もいるはずです。このミドルスペック系の機種の10000点差は結構大きく感じられるため、少しでもゲームアプリなどを快適に楽しみたい人にとっては余計な機能といえるでしょう。

実際に動かしてみると同じベンチマークのGalaxy feelよりも動きが良いために、必要なときにはしっかりと性能を発揮しているわけですが、よりはっきりとした性能を知りたい人、常にしっかりとスペック分の性能を発揮しててほしい人にとってはマイナスの印象を与えてしまうことになります。

普通に使う人にとってはメリットのあるパワー制御ではあるのですが、より性能を求めていきたいユーザーには気になる制御の仕方ではあります。

micro SDカードが外れる報告あり、こちらの環境では再現できていないも複数報告のため注意が必要

もう一つデメリットとして報告されているものとして、マイクロSDカードの認識が時々外れてしまうというものがあります。

SDカードはSIMスロットと一緒に内部にスライドさせて入れる仕組みなのですが、これが時々何もしないでもエラーで取り外されたと認識されてしまうことがあるようです。

実際この問題は個人的には遭遇しなかったものの、Twitterでは複数の人が問題として発現してしまったようなので、不具合として起きやすいものかと思われます。

元々64GBという大容量のROMを持っているので、SDカードの必要な場面というのも少ないのですが、SDカードを使う場合にはまず購入時にSDカードの認識がしっかりとされるかどうかを確認してみましょう。

 

一括40176円、docomo with割引1620円でこの性能・機能はコスパが良すぎる

LG Styleはここまでのレビューで感じてもらえるように、そのコスパの良さはdocomo withの中でも優れたスマホと言えます。

ハイレゾなどファイル形態に頼らず高音質にでき、SNSやWebに強いディスプレイ比率、普段の利用に安心できる防水や耐久性能、そしてミドルレンジにしては安定したバランスが良くて快適な性能を持っているのがこのLG Styleです。

こんなスマホが毎月1620円の割引付きで利用でき、価格も一括40176円という安さを見せているというのはコストパフォーマンスというところで本当に高く評価できます。

使っていて不満が少なく、ゲームをしないユーザーにとってはこれで十分なのではないかという使いやすさというものを感じています。ここに価格や割引などが安くなっているというのは本当によくできたスマホというのを感じさせます。

性能や価格といったコスパが良くて安心して人にオススメできるdocomo withスマホの一つになっています。

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