docomo新プラン、ギガホ・ギガライト詳細 4割値下げは一部、3回線での運用や30GBプランなら安さは確かなものに

docomo

docomoで新プランとなるギガホ・ギガライトが発表されたため、こちらの詳細について記録していこうと思います。

プランの大まかな概要を確かめ、値上げになってしまう人と値下げでお得になる人、その他細かいプランの特徴といったものを確かめます。

 

不評の声が多いプランですが、実際のところお得になる人というのはある程度限られてしまうため、現在のプランを維持していくか新しいプランに変えるかという判断を今回の記事でよく考えてもらえればと思います。

ギガホ・ギガライトの特徴

ギガホ・ギガライトの特徴を簡単にまとめると次のようになります。

  • 完全分離プラン
  • 通話+データプランが一つにまとまったシンプルなプラン
  • 選択は2択、ギガホかギガライトのみ
  • ギガライトに関しては段階性プランで1GBから7GBまでで料金が変わる仕組み
  • ギガホは上限30GBまで、超過規制後の通信速度も1Mbpsまであるため実質的な無制限プラン
  • 2年契約ありの料金と2年契約なしの料金があり選べる
  • 用意されている割引は家族で複数回線利用での割引、ドコモ光とのコラボセット割、長期ユーザー向けのポイント特典、ギガホのみの加入特典割引
  • 通話定額はオプションで5分定額700円、24時間定額1700円
  • その他タブレット向け、ガラケー向け、キッズケータイプランも刷新
  • 従来のdocomo with/月々サポート/端末購入サポートのような端末補助は廃止

ギガホ・ギガライトは総務省の目指す完全分離プランに則ったプランとなり、通話の基本プランやパケットのデータプランなどを組み合わせるプランとは異なり、プラン内に全てがまとまったシンプルなプランとなります。

選べるプランは「ギガホ」と「ギガライト」のみで、ヘビーユーザーは「ギガホ」・ライトユーザーは「ギガライト」という住みわけがはっきりとされています。

 

ギガライトのみ段階性で料金が変動する仕組みになっており、1GB/3GB/5GB/7GBと4段階の料金が用意されています。

最も高い30GBのギガホでも6980円(2年契約時)から。これ以上料金がかかるとしたら通話定額オプションや保証オプション、その他のオプションに加入した時のみです。

 

割引は複数用意されていますが、その中で特に大きいのは家族割のグループに2回線以上音声プランの契約で加入している際に発生するみんなドコモ割です。

こちらは要は家族で持てば安くなるという割引で、2回線が同じファミリー割引グループに加入していれば毎月500円引きを全回線に、3回線以上が同じグループ内にいればそのグループ全音声回線が1000円引きを毎月得られます。

もう一つ割引ではドコモ光が最大で1000円引きを適用できるために狙っていきたい内容になっています。ギガライトの1GBや3GBには割引減額やなしといった対応にはなりますが、5GB以上のユーザーにとっては大きな割引を発生させてくれる特典です。

 

ギガホに関しては今までのdocomoや他のキャリアにもない特徴として、30GB以上使ってデータ量を超過しても極端に速度が遅くなるということがありません。

今までは高速通信のデータ量を使い切ると128kbpsという非常に遅い速度に落ちてしまいましたが、ギガホではこの速度が1Mbps(1024kbps)にまで上がっており、速度規制状態であってもYoutubeの中画質レベルの動画ならば読み込みで止まることもなく再生することができる速度です。

このためギガホプランは30GBという高速通信の制限はあるものの、快適に使えるという意味では実質的に速度面での弱さを感じにくい無制限プランということができます。

 

端末購入補助にあたる割引は終了。docomo withや月々サポート、端末購入サポートといった類の割引は5月31日で終了してしまいます。

こちらの割引を活かすことによって、非常に安くスマホを購入できたり維持費を0円に近い形にすることができましたが、ギガホ・ギガライトではこの端末補助自体が法律で禁止されるために今後はそれが見込めなくなってしまいます。

一応docomoの社長は高額ではないものの何かしらの割引を用意するとは言っていますが・・・

 

ギガホ・ギガライトは

  • シンプル
  • 回線の料金自体も従来よりは安い
  • 家族3人で割引が高額
  • 端末補助がなくなる可能性が高い

という内容になっています。

確かに料金は従来のプランと比べても単体で見ると安くなっていますし、2つのプランからどちらかを選ぶという形なので、組み合わせのシンプルさはあります。

ギガホ・ギガライトについてはこうした特徴を持っているプランということになります。

こちらを踏まえて次からは果たしてこのプランがお得なのか否かということを確かめていきます。

4割値下げという声も当初は聞こえていましたが、その辺りが実際に実現できるのかといったことを見ていきましょう。

 

4割値下げは限られた条件のみ。安くなる人高くなる人が分かれる新プランに

このギガホ・ギガライトについて、実際の運用シーンにおいて本当に安くなるのか、あるいは世間で言われるように高くなってしまうのかを様々なパターンでそれを見ていきましょう。

結論から言ってしまえば、このギガホ・ギガライトで安くなるユーザーというのは比較的限られた運用をするユーザーが対象になっている、ということです。

安くなるパターンや高くなるパターンに焦点を当ててみます。

4割値下げは「家族3回線・1GBのみ」が対象、それ以外では従来プランの1~2割前後

まずdocomoの新プランの発表前から新プランについては「これまでの料金から4割値下がる」という情報が流れていました。

実際にdocomoも最大で4割の値下げを実現したと発信しており、その期待というのはかなり高いものになっているかと思います。

ではこのプランで本当に多くのユーザーが4割引きの特典を得られるかというと、残念ながらそうはなっておらずに限られた使い方だけが4割引で、普通の使い方は1~2割引き程度に収まっています。

4割引を達成できるのは、家族3回線でみんなドコモ割の1000円引きを得た上で、毎月1GB未満のデータ使用量で抑えられているユーザーのみとなっています。

これは正直かなり限定的で期待外れな内容でしょう。3人家族で1GB未満というのは親世代のユーザーなんかには確かに満たすことができる人も含まれているかもしれませんが、もう少し普通に動画などもみる若い世代やミドルエイジには満たすのが難しい条件と言えます。

docomoの公式サイトでは他のプランも2~3割引になるとは書いていますが、こちらの前提も3人家族で利用した場合の割引適用が条件となっているために、単身世代や2回線しか持っていない家族では1~2割引程度に終わってしまいます。

このためdocomoのギガホ・ギガライトでは4割引がされたと言っていますが過度な期待はしてはいけません。大体好条件で3割、通常で1割程度と見たほうがいいでしょう。

従来プランよりも回線料金自体は安いが端末補助費込みのスマホ契約と比較すると高額に

ギガホ・ギガライトでは4割引の達成は限られているものの、他のプランと単純な料金の比較をすれば確かに数割ほど値下げがされています。

ただしこの値下げというのはあくまでも回線料金のみとなっており、スマホと一緒に機種変更していこうと考えた場合には新プランは端末補助の詳細が明かされていないために、そちらが高くないと従来のプランと比べて高くなってしまう可能性があります。

従来のプランでは月々サポートや端末購入サポートなどの実質価格や条件付きの一括価格でスマホを安く契約できる余裕がありましたが、ギガホ・ギガライトではこの端末購入補助施策が明かされておらず現状0円状態です。

ギガホ・ギガライトで端末購入補助が用意されるかは不明ですが、docomoの社長曰く「今までのように高くはならない」ということで、そこまで高額なものはまず用意されないことが予想されます。

スマホと一緒の契約だと従来プランはこの端末購入補助が強かったために、結果的にスマホと一緒の契約は割と安かったのですが、ギガホ・ギガライトではスマホと一緒の契約において補助の額がそこまで期待できず、結局1~2割の通信料の値下げがスマホと一緒だと結局プラスマイナスゼロ、月々サポートや端末購入サポートの金額が多かった機種においてはむしろ値上げになってしまう可能性が高いです。

この端末購入補助についてはプランが始まった後、さらに新プラン開始からしばらく経たないと全貌が見えてこないために断言することはできないのですが、あまり金額を期待できないためにスマホと一緒の契約においてはあまり値下げというのは実現できないことになります。

端末セットでも安いのは家族3回線とギガホのみ

こうしたあまり安くならないと予想される中で、スマホと一緒に契約して安くなるギガホ・ギガライトのプランとして期待できるのが2つあります。

それは

  • 家族で3回線のみ使う場合
  • ギガホと契約

この2つです。

この2つであればスマホに端末購入補助がなくてもセットでの料金というのが従来プランとほぼ変わらないものになっています。

詳しく書けば

  • 家族で3回線、ギガライトでの運用であればdocomo withよりも安価な料金
  • ギガホなら従来プランの30GBコースでスマホとセットでも月々サポート2300円程度と同等の料金になる

というものです。

 

ギガライトはどのデータ使用量でも、家族3人の割引を利用した状態であれば基本料がdocomo withの割引1500円を適用した従来プランよりも安い金額になります。

docomo with 5GBシェア ギガライト 合計5GB
1回線目 7280 2980
2回線目 280 1980
3回線目 280 1980
合計 7840円 6940円

このためdocomo withは終了してしまうものの、家族3人で使う場合には同等の運用ができるためにそこまで心配はいりません。ただしこれが4人になってしまうとdocomo withよりも高くなってしまいます。こちらはあくまでも3人のみでしか同等の料金ではないということになります。

 

ギガホは30GB使えるプランですが、同じく30GB使えた従来プラン・ウルトラデータLLパックと比較した場合には2300円も安くなっているという特徴があります。

このため月々サポートが2300円ほどまでの機種であればギガホの方が安くなってきます。また30GB超過後も1Mbpsという中速の通信速度で使えるために、かなり利便性が上がります。

月々サポート2300円程度となるとiPhone XS 64GBあたりがちょうどこれぐらいのため、30GBほど使うヘビーユーザーであればスマホとセットでも従来プランと同じぐらいの料金でつかえます。

ウルトラデータLL(30GB) ギガホ30GB
維持費 9280 6980
iPhone XS 64GB 2700 5157
合計 11980円 12137円

 

こちらの2つの使い方であればスマホと一緒に契約、それも端末購入補助がなくても従来と同じ程度の安さになります。もしも端末購入補助が用意されてくるようならばより安くなるということで、これらの使い方をしている人はギガホ・ギガライトの新プランでも問題なく利用することができるかと思います。

 

端末購入補助にもよるが多くのユーザーにとってスマホセットでは高くなる可能性が大きい

ギガホ・ギガライトのdocomo新プランにおいて肝になってくるのは「端末購入補助の有無」です。

これがどの程度あるかによって一般的な契約方法=スマホと一緒に契約する方法の安さが変わってきます。

現状スマホと一緒にギガホ・ギガライトを契約した場合には、3回線でギガライトを使うかギガホで2300円以下の月サポ機種を契約した場合のみが比較的に安く持てる状態です。

一方でその他の運用の仕方になると従来プランの端末購入補助の方が強くなるために「新プランは高い」ということになってしまいます。

この端末購入補助がまだ詳細が明かされていないため、新プランが高いという判断は尚早ではありますが、相当な額が用意されていないと新プランが安いとは言いにくいでしょう。

 

 

新料金プランであるギガホ・ギガライトをまとめると

  • 料金自体は安くなっている
  • ただし4割引は1GB・家族3回線のみ
  • スマホとセットだと安いと言えるのは家族3回線、ギガホのみ
  • それ以外は端末購入補助が今後強く用意されないと高くなってしまう

というものになっています。

単純な回線料金は安くなっているものの、一般的な契約方法であるスマホとセットでの契約というものは決して安くないということが予想されます。

まだ情報が全て揃っていない中ではありますが、現状docomoの新プランに関しては思っていたほどのインパクトの強い値下げといったものはありません。

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